『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』が、2023年6月24日(土)から8月31日(木)にかけて東京・帝国劇場にて上演。
なお、2023年8月26日(土)昼の部公演にて、クリスチャン役の井上芳雄が出演最終日を迎えた。全キャストが集結し、舞台上にて2024年の再演を発表。2024年夏に東京・帝国劇場、2024年秋に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて再演する。
『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、バズ・ラーマン監督が手がけた2001年の映画『ムーラン・ルージュ!』をベースに、アレックス・ティンバース演出によってさらに世界観をパワーアップさせたミュージカル。ナイトクラブでありダンスホール、劇場でもある、まさに夢のような空間が広がる「ムーラン・ルージュ」を舞台に、真実、美、自由、そして何より愛を歌い上げるミュージカルとなっている。
2018年のボストン公演を皮切りに、2019年にはニューヨーク・ブロードウェイ公演がスタート。また、トニー賞最優秀作品賞(ミュージカル部門)をはじめとする10部門に輝いた。
見どころとなるのは、作品に散りばめられたポピュラーミュージック約70曲。19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバックから、ザ・ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンやマドンナをはじめとする20世紀に大流行したメガヒット曲、21世紀が生んだ歌手レディ・ガガまで、160年以上にわたるポピュラーミュージックとともにきらびやかな世界が目の前いっぱいに広がる、絢爛豪華なマッシュ・アップ・ミュージカルとなっている。
舞台は1899年、パリ。退廃の美と、たぐいまれなる絢爛豪華なショーの世界、ボヘミアンや貴族、遊び人やごろつき達の世界の中で、激しい恋に落ちたアメリカ人作家クリスチャンとナイトクラブ、ムーラン・ルージュの花形スター、サティーンの物語が展開される。
ムーラン・ルージュで二人は出会い、激しい恋に落ちるが、ナイトクラブのオーナー兼興行主のハロルド・ジドラーと、クラブのパトロンである裕福な貴族、モンロス公爵が二人を引き裂く。モンロス公爵は望むものすべて、サティーンさえも金で買えると考える男だった。
クリスチャンはボヘミアンの友人たち――才能にあふれた、その日暮らしの画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックやパリ随一のタンゴダンサー、サンティアゴとともに、華やかなミュージカルショーを舞台にかけ、ムーラン・ルージュを窮地から救い、サティーンの心をつかもうとする。
満を持して日本に上陸する今回の『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、全キャスト、オールオーディションを経て日本版キャストを決定。望海風斗、平原綾香、井上芳雄、甲斐翔真といった実力のあるキャストが煌びやかな名作ミュージカルを盛り上げる。