躍動感あふれるカラフルな魚たちが部屋中を泳ぎ回る《スケッチオーシャン》は、その場で実際に描いた魚が、世界中からやってくる他の来場者が描いた魚とともに泳ぎ出す作品。別室で紙に自由に描いた魚の絵をスキャンすることで、描いた絵に命を吹き込み、世界に1匹だけの魚を作品に参加させることができる。また泳いでいる魚は触れることもできるほか、エサ袋に触ることで、魚にエサをあげることも可能だ。
なお、《スケッチオーシャン》で描いた作品は、麻布台ヒルズ内の「チームラボ スケッチファクトリー by チームラボボーダーレス」にて、缶バッジやTシャツ、トートバッグなどのアイテムにデザインしたアイテムを購入することができる。
このほか、鳥獣戯画を思わせる動物の行進を表現した《Walk, Walk, Walk: 探し、遠ざかり、また 出会う》や、光で描かれた八咫烏が空間を飛び回り、その軌跡が光跡となって空間に描く書“空書”を描き出す《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく》など、50以上の作品を展示。
境界なくつながる作品群は連動し、呼応し合うことでその姿を刻々と変化させていくため、“今この瞬間”の絵を楽しむことは二度とできないという、流動的な作品となっている。
会場には、お茶を作品とともに楽しめるティーハウス「EN TEA HOUSE」を併設。水出し緑茶や、コメを使用した“ライスミルク”を使用したラテなどのドリンクは、作品《小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花々》と連動。茶碗の中の茶の量や位置によって、花が散ったり、茶碗の外へと広がっていく体験とともに、ドリンクを楽しめる。
「エプソン チームラボ ボーダレス」のエントランスにはユニークな仕掛けを設置。壁や天井にいびつに描かれた“teamLab★Borderless”の文字が、ある1点に立ちスマートフォンなどのカメラを通すと、横一列に並び平面に映るという仕掛けだ。カメラを通して見て感じる世界が、必ずしも現実世界で体験できるものと同じとは限らないというメッセージを目の当たりにした上で、会場に入ることができる。
尚、移転先となる「麻布台ヒルズ」は、広大な中央広場を街の中心に、商業施設、文化施設、オフィスや住宅、ホテル、インターナショナルスクールなど、多様な都市機能を融合させた「都市の中の都市(コンパクトシティ)」。
そのなかでアート・文化施設は重要な役割を占め、「エプソン チームラボボーダレス」のほかに、奈良美智やオラファー・エリアソンら現代アート界をけん引するアーティストによる作品が点在し、新ギャラリー「麻布台ヒルズギャラリー」もオープンする。
「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」
開館日:2024年2月9日(金)
場所:「麻布台ヒルズ」内 ガーデンプラザB B1階
住所:東京都港区麻布台1-2-4
開館時間:10:00~21:00(最終入館は閉館の1時間前)
※開館時間は変更になる場合あり。
休館日:第1・第3火曜日
※休館日は変更になる場合あり。
※お台場のチームラボボーダレスは2022年8月31日(水)をもって閉館。
※豊洲のチームラボプラネッツは2027年末まで開催。
<チケット情報>
チケット発売日:2024年1月16日(火)
チケット販売場所:チームラボボーダレス公式ウェブサイト
価格:大人(18歳以上) 3,800円~、中学生・高校生(13-17歳) 2,800円、子ども(4-12歳) 1,500円
※3歳以下無料。
※障がい者割引:1,900円~。
※事前日時指定予約制。
※大人と障がい者割引にかんしては変動価格制を導入。日によって金額が異なる。日別の価格を確認の上、日時指定チケットを購入すること。
※現地での購入の場合、上記価格に+200円。