エドモン・ゴヤール亡き後も、その地位を揺らがすことなく、現代へと受け継がれたゴヤール。時代が発展し、EC流通が主流となった今日においても、基本オンライン販売は行わず、限られた<実店舗のみ>で販売するこだわりのアプローチを貫いている。
そんなゴヤールのアイテムの中でも、男女問わず圧倒的に人気を集めるのがトートバッグ「サンルイ」だ。価格はひとつ15万円以上と、高級バッグの位置づけにあたる価格帯ながら、各ブティックでは品切れが続出するほど、コレクターたちより熱い視線が注がれている。これまでのゴヤールの歴史を踏まえたうえで、高い価値が付く「サンルイ」の秘密と、その魅力に迫ってみよう。
「サンルイ」を象徴する伝統的な“ゴヤール ディンキャンバス素材”は、もちろんオールハンドメイド。プリントのような単純作業ではなく、熟練された職人たちがひとつひとつ丁寧に色版を重ねている。他では決して真似できない、うっとりとするような鮮やかな発色と、そのタイムレスなデザインは、圧倒的な高い価値をもたらす。
また「サンルイ」は、見た目以上の優れた機能性を備えていることでも知られている。驚くほどの軽量でありながら、高い耐久性・耐水性を持ち合わせたバッグは、リバーシブルで使用することも可能。コーティングした面を内側にすれば、濡れたものを持ち運べるため、ビーチシーンでも活躍してくれるという。
また「サンルイ」は、“マイカラー”を選べる豊富なカラーバリエーションを揃えているのも人気のヒミツだ。2021年現在は、ブラックやブラックブラウンのクラシックカラーのほか、レッド・オレンジ・イエロー・グリーン・ブルー・ボルドー・ネイビー・ホワイト・グレーのスペシャルカラーを用意。また通常トランクカラーとして使用されるメタリックカラーも数量限定の限定色として展開されている。(売り切れ次第終了)
そして「サンルイ」は、ゴヤールの多くのアイテム同様、自分だけの大切なイニシャルをあしらう<マーカージュ>を有料で入れることも可能だ。このマーカージュは、19世紀の旅行貴族たちが“自分のトランクがひと目でわかるように”とイニシャルを入れたのが始まりとされるゴヤールの歴史を引き継ぐサービス。当時と変わらず、職人が一つ一つ丁寧にペイントして仕上げるカラーも、もちろん自分の好みの色を選ぶことができる。
文字はもちろんのこと、スーパードッグ・スーパーキャットなどの人気モチーフや、完全なるオーダーのパーソナライズも可能。オーダーから手元に届くのは、約6週間ほどを要するとのことだ。マーカージュの価格に関しては、店頭にて問い合わせを。
そんなゴヤールで現在展開されている「サンルイ」は、PMとGMサイズの2展開。詳しいサイズは以下の通りだ。
・PMサイズ(W33×H27×D15cm)→A4ファイルが収まる人気サイズ。通勤シーンにもおすすめ。
・GMサイズ(W38×H32×D18cm)→荷物が多い人向け。1,2泊の旅行にも便利。
なお現在国内でゴヤールが購入可能なのは、下記の6店舗。「サンルイ」はもちろんのこと、新作バッグやペット用品など、多彩なアイテムを取り揃えている。歴史深いメゾンの軌跡にふれたあとは、よりそのラグジュアリーな世界観を各ブティックにて堪能することができるはずだ。
<ゴヤール国内店舗>
・ゴヤール 伊勢丹新宿
・ゴヤール 日本橋タカシマヤS・C 本館
・ゴヤール ジェイアール名古屋タカシマヤ
・ゴヤール 京都タカシマヤ
・ゴヤール うめだ阪急
・ゴヤール 大阪タカシマヤ