無印良品の「人と生活とモノ」を見つめるイベントATELIER MUJIにて、2013年9月6日(金)から10月6日(日)まで、天然素材を新しい視点で見直すという「ウールのチカラ展」が開催される。
無印良品は1984年、「色のまんま」をテーマに、様々な原毛素材を使ったセーターを発表した。そして高品質な素材「カシミヤ」素材のセーターを普段着として提供するなど賛同を得ている。
「素材」を大事に考えることは無印良品モノ作りの基本的な考えであり、「素材」そのものが持つ力を研究し、その時代に向けて提案している。その中でも古くから多くの人に愛されてきた素材は優れているという考えから、伝統的な素材のひとつ「ウール」にフューチャーした展覧会が企画された。
ウールは、保湿力、抗菌性、撥水性などといった優れた特性を持つ、まさに人の生活に欠かせない機能素材。夏に着ると涼しい、肌を適度に保湿するなど、天然素材ならではの特徴から好まれている。本展では、ウールの力を3つの方向性から催される。デザイン評論家・柏木博の寄稿、ウールならではの毛質と機能性についてのテキストと図解、そして羊毛種や加工が異なるウール糸の展示と衣服造形作品で構成されている。作品には衣服の原点である手紡、手編み、フェルトの手法が使われ、実際に糸に触れ、ウールの不思議とチカラを体感できる。
また展覧会初日、柏木博と眞田岳彦による、歴史、科学、ファッション、文学など、人間と羊、そしてウールとの関係についてのトークイベント「くらしとウール」も開催される。
【イベント情報】
ATELIER MUJI
住所: 東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町 無印良品 有楽町2F
開催期間:2013年9月6日(金)~10月6日(日)
開場時間:10:00~21:00 入場無料
お問い合わせ:http://www.muji.net/lab/ateliermuji/
【トークイベント 「くらしとウール」】
講演者:柏木博、眞田岳彦
歴史、科学、ファッション、文学など、さまざまな領域、 そして時代や地域を横断し、人間と羊、そしてウールとの関係について。
開催日:2013年9月6日(金)
時間:19:00~20:30(受付18:30から)
定員:60 席(参加無料)要事前予約
会場:無印良品 有楽町 ATELIER MUJI
事前予約:ATELIER MUJI ホームページ:http://www.muji.net/lab/ateliermuji/