ディーゼル(DIESEL)が新しいアーティスティック・ディレクターにブルーノ・コリンを任命したことを発表した。
ブルーノ・コリンは、フランスのファッション&カルチャーマガジン「WAD」の創立者兼発行人であり、フランス版「Sportswear International」の元編集長で、他にも数々のファッション誌の仕事を歴任。様々な書籍のキュレーターを務めるとともに、コミュニケーション・エキスパートでもあり、パリのパーティー・シーンにも精通している人物として有名。
今後はブルーノ・コリンが社内外のクリエイターから成るチームを今後責任者として統率し、これまで以上に、最新かつ革新的な方法でディーゼルのDNAとも言うべき個性を表現していく。
「ファッション界は目まぐるしい変化を見せた。クリエイティブ・プロセスも、それに応じて変えていく必要がある。その一環が、スタイリスト、デザイナー、フォトグラファー、グラフィック・デザイナーそしてアーティストという様々なジャンルのクリエイターの才能を結集することである。」と語るディーゼルの創始者兼社長のレンツォ・ロッソは、続けて次のように話している。「これは、クリエイティブ・チームやブランド・デザインのプロセスを一変させる一大変革の始まりに過ぎない。」
今回の就任を受けてブルーノ・コリンは、次のようなコメントを発表している 。
「ディーゼルは、私が常に注目してきた数少ないブランドの一つだ。商品、コミュニケーション共にしっかりしたブランドが常に市場の流れを左右する。ディーゼルにおいて私は、言うなれば錬金術師のような、オーケストラで言えば指揮者のような役割を担うことになるだろう。エネルギーに満ち溢れるディーゼルが必要としているのは、新たなインスピレーションの源泉とその表現方法だ。」
なお、ディーゼルのコンテンポラリー・ブランドである Diesel Black Gold については、クリエイティブ面においてディーゼルとは完全に独立して展開するもので、2010年2月16日、ニューヨークで開催されるファッションショーでは、ギリシャ人デザイナー ソフィア・ココサラキによる初のコレクション(レディース)が発表される。
ディーゼルは2月中旬から2010年の春夏広告キャンペーン“BE STUPID”を世界規模で本格的に展開する予定。こちらにもぜひ注目を!