ミントデザインズ(MintDesigns)の2010S/Sコレクション。会場は透明感があり、モダンで、余計な情報がないという理由で、水とガラス張りの空間が美しい上野の東京国立博物館法隆寺宝物館を選択。
2009-2010A/Wシーズンはダークである意味反抗的、今回の2010S/Sシーズンはミントデザインズ独特の”あかるさ””空気感”を表現した。そのためテーマは「キラキラ・ピカピカ・ヒラヒラ・フワフワ・スケスケ・サラサラ」。
前回とは反対のテーマとなるような存在、決してギラギラした印象はなく、ミントデザインズが考えるテキスタイルの持つ上品なラグジュアリーさを表現。軽やかさと透明感が際立ち、フェミニンでありながらエレガント。ブランドの特徴でもあるユニークさ、遊び心もふんだんに取り入れた。
素材はナイロンやポリエステルが基本で、薄手の素材がうっすらと上品にインナーを見せてくれる。柔らかく独特のドレープ感はボーダーの視覚効果によるもので、一歩一歩歩くごとに綺麗にドレスが揺れる。人気のプリントでは、幾何学模様、ボーダーからチャップリンやドットドールのモチーフが登場、こちらはさらに人気がでそうだ。その他、ソックスとのコーディネートや頭全体を縁を描くように覆うベールのヘッドドレスが強く印象的に残るコレクションとなった。