海外メディアにより、マーク・ジェイコブスがルイ・ヴィトンを去ると報道されている。ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクター退任の理由を、自分のブランドや関連事業に集中するためだとしている。16年もの長い年月、ブランドの中核を担ってきただけに、業界に与えるインパクトは大きい。
2013年10月2日(水)に、ルイ・ヴィトンは2014年春夏コレクションを発表。このショーについてマーク・ジェイコブスは以下のようにコメントを発表した。
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本コレクションは、私にインスピレーションを与えた全ての女性とショーガールに捧げましょう。
ジェーン・バーキン、ベティ・カトルー、カーリーン・セルフ・ドゥ・ドゥズィール、ココ・シャネル、シェール、グレイス・コディントン、ソフィア・コッポラ、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ、カトリーヌ・ドヌーヴ、クロード・ラランヌ、ジュリー・ドゥ・リブラン、レディー・ガガ、ジュディ・ガーランド、ケイティ・グランド、ジュリエット・グレコ、フランソワーズ・アルディ、ジジ・ジャンメール、川久保玲、マドンナ、ライザ・ミネリ、ケイト・モス、ルイーズ・ネヴェルソン、エディット・ピアフ、ミウッチャ・プラダ、リー・ラジヴィル、ミリセント・ロジャース、ソニア・リキエル、カルラ・ソッツアーニ、エルザ・スキャパレリ、バーブラ・ストライサンド、ダイアナ・ヴリーランド、ヴィヴィアン・ウエストウッド、アナ・ウィンター。
明るく活動的か、控えめで奥深いかに限らず、彼女たちは生き生きと視覚的に表現し続けるアイコンです。彼女たちのスタイルや、想像力、クリエイティビティ、才能、ヴィジョン、発言は私たちの見る景色に影響を与えてきました。
私がパリを見渡した時、都市の奥深さではなく、目のくらむような装飾の数々に、私は息をのみます。考えるのではなく、感じるのです。この衝撃を超えるほどの深い感激は他にありません。このコレクションをデザインしているときに、本能的に、同じような感覚がありました。純粋に装飾の美しさを楽しみ、真の姿に面白さを見出します。表面的に感じる物事というのは、その深層の知性にも繋がっているのだから。
私たちの心にいる全てのショーガールたちへ。
―――マーク