東京・豊洲市場の新エリア「豊洲 千客万来」が、2024年2月1日(木)に開業する。
昭和初期に開場し、以来約80年に渡りにぎわいの絶えない場所として愛されてきた築地市場。長い時を経ても色あせることのなかった築地がもつ魅力は、多くの人を惹きつけ、東京ひいては日本の貴重な財産となっていた。
「豊洲 千客万来」では、そんな築地の貴重な財産であるにぎわいを継承し、発展させるとともに、豊洲市場と連携して活気に満ちた空間を創出する。豊洲市場に訪れる人々に対して、食の魅力を楽しみながら市場の活気やにぎわいを肌で感じられる場をつくり、市場に対して親しみや楽しみが感じられる機能をもたせる。
“豊洲江戸前市場(食を起点に日本の文化を発信)”とのコンセプトを掲げる「豊洲 千客万来」は、温浴施設が入る温浴棟「東京豊洲 万葉俱楽部」と、食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」に分かれている。
食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」は地上1階から3階までの3つのフロアで構成。江戸の街並みを再現した商業施設となる。豊洲市場隣接であるという強みを活かし、新鮮な食材の販売・提供を行う。
2階に登場するのは、江戸時代の活気あふれる市場を再現した「目利き横丁」と「豊洲目抜き大通り」。「目利き横丁」では、明治10年創業の老舗水産仲卸企業「水長水産」が目利きした新鮮な旬の食材や珍味を、食べ歩きやカウンターで味わえる。
一方「豊洲目抜き大通り」 は、 “江戸の食の四天王”と呼ばれる「うなぎ・寿司・天ぷら・蕎麦」の名店を集約した飲食店街や、地元江東区で人気の店舗が並ぶエリア。江東区名物の“深川めし”をイメージした「深川コロッケ」を楽しめるショップ「江戸 深川屋」などが出店する予定だ。
さらに、老舗青果店やワンハンド天ぷら、ラーメン屋など美味しいグルメを手軽に楽しめるショップも出店。昭和十年創業の青果仲卸店「河直商店」は、旬のフルーツをその場で味わえる「水菓子(フルーツカップ)」を販売するなど、食べ歩きにもぴったりなフードメニューを取り揃える。
温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」は、創業4半世紀を迎えた万葉倶楽部が、今までのブランド力を最大限に活かして開業する24時間営業の温浴施設。館内には、東京湾を一望できる露天風呂や、ウォーターフロントの景色を360度パノラマで楽しめる展望足湯庭園などを設ける。
加えて、サウナ、岩盤浴、エステ、マッサージ、客室、国内トップクラスの数を備えた最新リクライナーなどを用意。食楽棟で食事を目いっぱい楽しんだ後は、お湯につかりのんびりと過ごすことで、1日を通して滞在を楽しむことができる。
源泉から毎日運ばれる箱根・湯河原の名湯につかりながら、日ごろの疲れを癒す至福のひとときを過ごしてみて欲しい。