ザ ドレス アンド コー ヒデアキ サカグチ(The Dress & Co. HIDEAKI SAKAGUCHI)が2010-2011年秋冬シーズンのコレクションを発表した。テーマは「MONTPARNASSE NOCTURNE(モンパルナス ノクターン)」。
「今の世の中、決意や強い意志を持った女性が魅力的」と語るデザイナーの坂口氏。1920年代、女性が女性のために服を作り出した時代、自分のために自分の意思で服を装いだす時代、一番女性が強い目をしていたクラシカルで官能的な時代をテーマにした。朝でも昼でもなく「夜」をイメージしている。
素材を選ぶというより、いかに崩して官能さを表現するか、クラッシックかつ官能性を引き出すために、ベルベット、チュール、レースを使い表現。レースは花など可愛らしいものという訳ではなく、紋章を使用、よりマスキュリンで官能的な雰囲気を作り出している。ロングドレスのスリットの深さにもこだわりがあり、動きが入ると足がさらりと出てきて、一瞬「ドキッ」とするアプローチ。ドラマチックかつ官能的なノクターン。