富山県美術館では、企画展「富山県美術館開館5周年記念 西洋絵画400年の旅—珠玉の東京富士美術館コレクション展—」を、2022年9月17日(土)から11月20日(日)まで開催する。大分県立美術館などでも開催された巡回展だ。
1983年に開館した東京富士美術館は、日本、東洋、西洋の幅広い時代にわたる、多彩なジャンルの作品を約30,000点収蔵している。とりわけ西洋絵画のコレクションは、16世紀のイタリア・ルネサンスから20世紀までの展開をほぼ一望できる充実したものであり、国内外でも広く知られている。
本展は、東京富士美術館の西洋絵画コレクションから厳選した珠玉の作品83点を通して、およそ400年にわたる西洋絵画の歴史を紹介する展覧会だ。
なかでも充実しているのは、16〜18世紀のヨーロッパ絵画。16世紀のルネサンスにおける、ヴェネチア派の代表的な画家であるティントレット、17世紀にイングランド王の宮廷画家として肖像画を数多く手がけたアントニー・ヴァン・ダイク、そして18世紀フランスのロココ絵画など、北陸では紹介される機会の少ない時代の作品を一度に目にすることができる機会となる。
また、印象派やエコール・ド・パリなど、近代絵画も多数展示。クロード・モネ《睡蓮》やピエール=オーギュスト・ルノワール《赤い服の女》、 カミーユ・ピサロ《秋、朝、曇り、エラニー》をはじめ、ジョルジオ・モランディやアメデオ・モディリアーニ、そして富山県美術館でも作品を収蔵してるルネ・マグリットやジュアン・ミロなども出品される予定だ。
企画展「富山県美術館開館5周年記念 西洋絵画400年の旅─珠玉の東京富士美術館コレクション展─」
会期:2022年9月17日(土)〜11月20日(日)
会場:富山県美術館 2階 展示室2・3・4
住所:富山県富山市木場町3-20
開館時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜日、9月20日(火)、10月11日(火)
観覧料:前売り一般 1,200円、当日一般 1,400円(1,200円)、大学生 1,000円(800円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※一般前売券は、9月16日(金)まで、富山県美術館ほかにて販売
【問い合わせ先】
富山県美術館
TEL:076-431-2711