2014年1月下旬より、キング・オブ・カシミヤとして名高いルシアンペラフィネ(lucien pellat-finet)と、世界的に活躍する日本の建築家、隈研吾とのコラボレーションによる椅子「ツリーチェア(Tree Chair)」が発売。
ブランドと隈研吾のコラボレーションは、ルシアンペラフィネの東京ミッドタウン店(2006年)と、大阪心斎橋店(2009年)の建築・内装を同氏が手がけたことから始まった。
今回、このふたりによって完成されたアーティな椅子は、ルシアンペラフィネの東京ミッドタウン店、表参道店、心斎橋店などで販売される。まさにその名の通り「樹木」のような、そして滑らかな曲線を描くこの椅子は、この世の椅子の名作として名を残すだろう。
「樹木のような椅子をデザインしました。樹木の本質は、繊維と繊維とが絡まり合ってできた、柔らかな複合体です。その繊維の束は、ルシアンのカシミアのように、人間の体を柔らかく包んでくれます。樹木をヒントにすることで、人間の身体に対して、優しい椅子を作りたいと考えました」
―――隈研吾
座面・背面の色は、白・黒・グレー・ブルー・オレンジの中から各色の組み合わせが可能だ。
【アイテム情報】
Tree Chair ¥577,500
W 436mm×D 528mm×H 828mm×SH 449mm
ブナ材、染色仕上
※価格は2014年1月時点。
■隈研吾(くまけんご)について
1954年生まれ。株式会社隈研吾建築都市設計事務所主宰。東京大学教授。東京オリンピックのオリンピック建築を見て、建築家を志したという。国内外で高い評価を受け、世界中から設計依頼が殺到する建築新世代の旗手。自然と技術と人間との新しい関係を切り開く建築を提案。