特別展「加耶」が、九州国立博物館にて、2023年1月24日(火)から3月19日(日)まで開催される。千葉の国立歴史民俗博物館でも開催された巡回展だ。
加耶(かや)とは、4〜6世紀にかけて、朝鮮半島中南部に興った国々を指す。4世紀ごろ、鉄生産を背景に各地で勢力を発達させた加耶では、金で身を飾り、大きな古墳を築く王たちが登場。緩やかな連携を構築しつつ、東の新羅(しらぎ)、西の百済(くだら)や中国、北の高句麗(こうくり)、そして南の倭(わ、すなわち日本)や南西諸島と交流した。
特別展「加耶」では、最新の研究成果に基づいて、加耶の興亡の歴史を紹介。墳墓から出土した金製のアクセサリーや、成長の礎となった鉄などを展示しつつ、加耶の前身である弁韓(べんかん)から526年の大加耶滅亡までの展開をたどってゆく。
また、各国と交流を持った加耶は、古墳時代の日本にも影響を与えている。本展では、渡来人がもたらした文化や技術にも着目。日本各地で出土した埴輪や武具、アクセサリーなども展示し、日本文化の形成にも光をあてる。
特別展「加耶」
会期:2023年1月24日(火)~3月19日(日)
会場:九州国立博物館
住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2
開館時間:9:30〜17:00(金・土曜日は夜間開館につき20:00まで)
※入館はいずれも閉館30分前まで
※夜間開館の実施については変更となる場合あり
休館日:月曜日
観覧料:一般 1,700円(1,500円)、高校・大学生 1,000円(800円)、小・中学生 600円(400円)
※( )内は前売料金(10月14日(金)から1月23日(月)まで販売)
※上記料金で4階「文化交流展(平常展)」も観覧可
※大学生以下は学生証や生徒手帳を持参
※障害者手帳などの持参者および介護者1名は無料(そのほか、無料対象者については博物館ウェブサイトを参照)
【問い合わせ先】
TEL:050-5542-8600 (ハローダイヤル)