香川の高松市美術館では、特別展「高松市美術館コレクション+ 版画でたどる20世紀西洋美術 ─画家たちの挑戦─」を、2023年2月11日(土・祝)から3月21日(火・祝)まで開催される。
20世紀の西洋では、キュビスムやシュルレアリスム、抽象表現主義、ポップ・アートなど、さまざまな絵画表現が誕生した。また、この20世紀は版画工房が大きく発達した時代でもあった。とりわけ20世紀半ば以降、版画工房は単に作品を刷るのみならず、表現そのものにも関わるようになった。
特別展「高松市美術館コレクション+ 版画でたどる20世紀西洋美術 ─画家たちの挑戦─」では、高松市美術館が所蔵する作品を中心に、20世紀の西洋で制作された版画を紹介。ヨーロッパで活躍したパブロ・ピカソやアンリ・マティス、戦後アメリカ美術を切り拓いたジャスパー・ジョーンズやアンディ・ウォーホル、そして現代アーティストのゲルハルト・リヒターやダミアン・ハーストなど、200点以上の版画作品を展示する。
なかでも、ピカソの《貧しき食事》は、優れた描写力が発揮された代表作な版画作品。また、マティスの《ジャズ》は、晩年のマティスが用いた切り紙絵の手法によって、いきいきとした形態と鮮やかな色彩で仕上げられている。このほか、ワシリー・カンディンスキーやパウル・クレーなどの作品も目にすることができる。
特別展「高松市美術館コレクション+ 版画でたどる20世紀西洋美術 ─画家たちの挑戦─」
会期:2023年2月11日(土・祝)〜3月21日(火・祝)
会場:高松市美術館
住所:香川県高松市紺屋町10-4
開館時間:9:30〜17:00(金・土曜日は19:00閉館)
※入室はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日
入場料:一般 800円(640円)、大学生 500円(400円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者は無料
【問い合わせ先】
高松市美術館
TEL:087-823-1711