コーチ(COACH)の新クリエイティブ・ディレクターとして、スチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)が手がけるファーストコレクションが、ニューヨークファッションウィーク中に発表された。
スチュアート・ヴィヴァースは、カルバン・クラインでキャリアをスタートし、ボッテガ・ヴェネタ、ジバンシィやルイ・ヴィトンでの重要な役職において多大な貢献をしたことからこの分野における最も優秀なクリエイティブ・リーダーの一人として認められている。2005年から2008年までマルベリーのクリエイティブ・ディレクターを務め、その後、2013年春までロエベでクリエイティブ・ディレクターを務めていた。
アメリカンスポーツウェアから生み出される、軽快なスピリットをイメージしたコレクション。慣れ親しんだベーシックなアイテムに上質さを加え、実用性とラグジュアリーの間に漂う雰囲気を表現した。クラフツマンシップと機能性を融合させたリュクスなアイテムの数々は、ニューヨークを巡る旅のストーリーを描いている。
今季は、ブランドのシグネチャーであるレザーをふんだんに使いながら、モダンなコレクションに仕上げている。ボリュームシルエットのダッフルコートには、艶やかなテクスチャーのショートブーツをコーディネート。ブラック、キャメル、レッドを軸にワントーンで見せ、アイテム・素材・シルエットの美しさをミニマルに表現してみせた。