ナン・ゴールディン(Nan Goldin)はアメリカのフォトグラファー。 1953年生まれ。パリとニューヨーク在住。1968年ボストンのサティヤコミュニティカレッジに入学し写真を学ぶ。1973年に初の個展をボストンにて開催。80年代より自分を含め彼女の周りにいる麻薬常用者の友達の日常を自叙伝的に撮影しはじめ、その連作で高く評価される。以後、各国の美術館やギャラリーにて写真作品や映像作品を公開。 1996年にニューヨークのホイットニー美術館、2002年にはパリのポンピドゥーセンターにて回顧展を開催。近年の活動に、2008年、クリスチャン ディオールの「ディオール表参道」にてディオール オムのデザイナー、クリスヴァンアッシュと展覧会を開催。 彼女の作品はテートモダン、ニューヨーク近代美術館、ルーブル美術館などで展示されている。彼女の撮った個人的な日記のような写真たちは現在活躍しているフォトグラファーのバイブル的存在となっている。