トッド・ヘインズ(Todd Haynes)はアメリカの映画監督。1961年1月2日、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。幼いころよりアートに高い関心を持ち、ブラウン大学で美術と記号学を専攻。ニューヨークに渡り、1987年に短編『Superstar: The Karen Carpenter Story』を監督。バービー人形を使ってカレン・カーペンターの生と死を描き注目される。 1991年『ポイズン』で長編監督デビュー。その後は世界的にも評価の高い映画を連発。『SAFE』をはじめ70 年代グラムロックスターを描いた『ベルベット・ゴールドマイン』、50年代ダグラス・サーク監督のメロドラマにインスパイアされた『エデンより彼方に』、豪華キャスト6 人にボブ・ディランを演じさせた『アイム・ノット・ゼア』などを生み出す。ケイト・ウィンスレット主演のTV ドラマ「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償」で監督・共同脚本を務め、ゴールデン・グローブ賞3部門受賞した。パトリシア・ハイスミス原作小説をの映画化した『キャロル』では、ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラを主演に迎え、アカデミー賞に6部門ノミネートされた。この映画は、各誌のLGBTを題材にした映画ランキングの上位にランクされることが多い。