カムロ(KAMURO)は、日本のアイウェアブランド。ショップオーナーである禿 大悟(カムロ タイゴ)が 「美・観・楽・遊」のコンセプトを軸に1996年に東京・銀座にオープンした、とても小さな眼鏡店から始まった。
当時、日本の眼鏡店には有名ブランドの名がついただけの個性のない眼鏡が多く、また、眼鏡に対してのイメージも決してポジティブなものではなく「眼鏡を購入するきっかけ=視力の衰え」というイメージだった。
カムロのスタッフはコンセプトの下、個性的な眼鏡を探しに本場ヨーロッパへ。その展示会では、カラフルなカラーリング、個性を主張するフォルムと、まさに店のコンセプトにぴったりなアイテムがあった。
だが、ヨーロッパ製の眼鏡のデザインは、骨格からして明らかに違う日本人の顔にフィットさせることは難しく、また色使いもビビッドな物が多く、白い肌ではない私たちの肌からは浮き上がって見えることもある。
そこでヨーロッパ製の"楽しい眼鏡"をイメージし、日本人(アジア人)の肌の色に合う色やトーン、そして骨格に合うサイジングの眼鏡を自分逹の手で作り始めた。それが「カムロKAMURO」コレクションの始まり。
ショップのバリエーション豊かな商品群の中で、"眼鏡ユーザーへの導入編"の位置付けとしてカムロのショップのみでの販売に絞り、小ロットの生産が行われた。
2005年秋、東京で開かれた眼鏡の国際展示会(IOFT)、その直後にパリで開かれた国際展示会(SILMO)に於いて最初のカムロのアイウェアコレクションを発表。アイウェアブランド「KAMURO」としてスタートした。
セカンドラインに「キューバイカムロ(CUE by Kamuro)」がある。コンセプトは“Discover your new basic”。
ベーシックファッションと相性の良いすっきりしたデザインだが、シンプルな中にブランドのアイコンとなる特徴が。それは「テンプルの先端についたアイコンパーツ」。 ブランドを象徴する目印になるアイコン自体を着せ替えできるようになっている。 その日のシーンや服装、アクセサリーによって横顔の印象を変化させることができる。