2014年、柳澤陽司がイロフシ(I R O F U S I)を日本でスタート。
イロフシ(I R O F U S I)は、ろうけつ染め、墨染など、日本の伝統的手法を組み合わせた独自のろう墨染めを用い、コレクションを制作。水墨画のように、墨の濃淡だけで日本人の伝統的な美意識を表現することを目指している。
コンセプトは、「全ての物は自然に由来し、退廃し、また自然に帰する。儚い物が美しいとする日本人古来の情緒的な美意識を追究し、墨染、ろうけつ染めを独自に織り交ぜ、服を通して再定義していく」。時間の経過によって劣化した様子に美しさを見出す、日本ならではの文化「侘び寂び」の美意識を現代に蘇らせる。
デザイナーの柳澤陽司は、バンタンデザイン研究所ファッション学部卒業。在学中にコレクションブランドで働く。卒業後は、コレクションブランドでパタンナーを3年間勤めたのち渡英し、服作りを行う。
帰国後にイロフシをスタート。2014年秋冬シーズンのスタート以来、百貨店の催事を中心に展開している。