碌山美術館(ロクザンビジュツカン/Rokuzan Art Museum)は、長野県安曇野市にある美術館。1958年に開館。
日本近代彫刻の扉を開いた荻原守衛(碌山)の作品と資料を保存し、一般公開している。
碌山館の建築は、今井兼次の設計によるもの。尖塔に不死鳥を据え、外壁に焼きレンガを積み上げた西欧教会風の建物となっている。内部では、荻原守衛の作品を公開・展示している。
また、第一展示棟では、高村光太郎、戸張孤雁、中原悌二郎など、荻原守衛の友人や系譜のつながる彫刻家たちの作品を紹介。第二展示棟では、常設展示のほかに期間を設け、荻原守衛に関連する作家の特別展や、各種の企画展を開催している。