長野県立美術館(ナガノケンリツビジュツカン/Nagano Prefectural Art Museum)は、長野県長野市にある美術館。

郷土作家の作品や信州の風景画を中心とした収蔵品などを紹介してきた、長野県唯一の県立美術館・長野県信濃美術館本館を前身に、2021年4月に開館。なお、日本画家・東山魁夷の作品約960点を所蔵する東山魁夷館が併設し、2019年10月にリニューアル・オープンを迎えている。

コンセプトは、長野の自然的・歴史的景観と調和する「ランドスケープ・ミュージアム」。「人と自然」を基本テーマに収集・展示を行う。展示では、絵画や彫刻にとどまらず、現代美術も積極的に取り上げ、高度技術文明、情報社会における人と自然の共存といった今日的なテーマも扱う。

また、新美術館と東山魁夷館の間では、人工的に霧を発生させるインスタレーションを手がけてきた現代アーティスト・中谷芙二子による《霧の彫刻 #47610 -Dynamic Earth Series I-》を常設展示している。