writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)がアートプロジェクト「THE ART HOTEL NEST TOKYO」の第一弾のイベント「THE ART HOTEL NEST TOKYO 001」にて2010-2011A/Wコレクションを発表した。場所は東京・日の出にある、廃止された印刷工場をリノベーションし新しいクリエイティブスポットとして誕生したばかりの「TABLOID」。
今回のコレクションテーマは「罪と罰 -Teenage crime and punishment-」。子供時代から思春期にかけての繊細な青春時代を、同世代の男の子目線から描いたもの。同世代の男の子は女の子に興味を持ち、スカートめくりや女の子の部屋をのぞいたりといった沢山のいたずらをする、という子供時代特有の罪があり、それらを純粋な男の子目線で表現。
ローティーンによるファッションの成熟性と、未熟なまま大人になってしまう現代の若者の現代的な現象のパラドックスも同時に表現している。
今回のコレクションは一般の方も参加できるという画期的な方法を採っている。そのため関係者・招待者も含めて一般の来場者で会場はいっぱいになった。そして、ショーの後にはバックステージでコレクションのアイテムが展示・販売された。
この試みについてデザイナー山縣良和氏は「多くの人により近くでコレクションを見てもらいたいと思いました。」と語り、また、会場となった「TABLOID」については、「真っ白な内装に高い天井がランウェイで発表するのにぴったりな場所。」と満足した様子で話した。