2014年3月14日(金)、ユキ トリヰ インターナショナル(YUKI TORII INTERNATIONAL)の2014-15年秋冬コレクションが発表された。
会場を沸かせたファーストルックは、オールホワイトのロングドレス。バスローブとドレスを融合させたようなデザインが、コケティッシュな魅力を醸し出す。続いて登場したのは、明るいブルー、イエロー、ブラウン、レッドのセットアップ。モノカラーコーディネートは、素材の違いやカッティングでスタイリッシュに魅せた。
ショーの中に多く登場し、アイコン的な存在となっていたテクスチャーは、秋冬らしいツイード。グレーを基調としたクラシックなセットアップには、小物でさし色をプラスした。膝が少し見える位のスカートの丈は、知的でガーリーな雰囲気。マスキュリンなシルエットのコートは、ヨーロッパのマダムのような品格をもたらす。
パッチワークや翁格子、花柄やレオパードなど存在感のあるテキスタイルも本コレクションの特徴のひとつ。主張の強いモチーフは、その他のアイテムをシンプルにおさえることでシックにまとめた。コーディネートを格上げしてくれる上品なレオパード柄の毛皮のコートは、息をのむような美しさの艶と光沢がある。
ショーを締めくくったのは、全面にスパンコールをあしらった、ナイトシーンにピッタリのラグジュアリーなドレス。スポットライトを浴びてキラキラと輝くそのドレスは、パーティー会場でも一際目を引きそうな主役級の存在感。
色味を抑えたシックなスタイルを提案するブランドも多い秋冬シーズンで、今回ユキ トリヰ インターナショナルが魅せたのは、色彩をふんだんに使ったカラフルでフレンチポップなコレクション。身に着けているだけで気持ちまで明るくなりそうなアイテムの数々に、会場からは大きな拍手が起こった。