ウィシャラウィッシュ(WISHARAWISH)の2025年春夏コレクションが、楽天ファッションウィーク東京期間中の2024年9月5日(木) 、渋谷ヒカリエ「ヒカリエホールA」にて発表された。
2020年春夏シーズン以来、東京では約4年ぶりにランウェイショーを開催するタイ発のファッションブランド・ウィシャラウィッシュ。今季は、"ReVisited(再訪)"をコンセプトに、デザイナーであるウィシャラウィッシュ・アカラサンティソックが20年間築き上げてきたスタイルやカラーを再定義。伝統とモダンを融合させた新たな視点で、本ランウェイショーのために制作された限定コレクションを展開する。
ブランドのベースとなる手織りのテキスタイルは、花やシダ植物によるボタニカルモチーフをはじめ、タイの伝統文様やチェック柄、フラワー刺繍、ラメ糸が煌めくツイード、ブロック柄など多岐にわたる。内8割は、デザイナー自身がタイ現地を巡り、職人たちとコラボレーションして1から作り上げた“唯一無二”のファブリックだ。
コレクションを通して散見されたのは、透け感のあるシースルー素材。これまでも軽やかなシルクや麻などは用いてきたが、長袖カットソーやタンクトップ、シャツなど衣服全体に透ける素材を使用し、センシュアルなムードを演出していたのが印象的だ。またジャケットの裾やシャツの一部、リボンにも、アクセントとして添えられていた。
ベーシックなカラーパレットも今季ならでは。ブラックやグレーといったモノトーンを主に採用することで、タイの古典柄を洗練されたデザインへと昇華させていた。時折、パステルカラーの花柄カットソーや、スパンコールが煌めくピンクのワンピース、赤と水色の鮮やかなチェックがキャッチーなセットアップなどを差し込んでいた。