カルティエ(Cartier)のウォッチに焦点を合わせたイベント「TIME UNLIMITED - カルティエ ウォッチ 時を超える」が、2023年9月15日(金)から10月1日(日)まで、東京・原宿にて開催される。
「TIME UNLIMITED - カルティエ ウォッチ 時を超える」は、カルティエの時計製作に光をあてる、初のイベントだ。香港、北京、ソウルでも開催された国際巡回展であり、会場では、カルティエのウォッチメイキングを支える4つの視点、「パイオニア精神」「フォルム」「デザイン」「技術」に着目しつつ、映像や実物の腕時計を紹介する。
「パイオニア精神」のセクションでは、カルティエ黎明期に生まれた腕時計の革新性を、映像を通して紹介。そもそも、実用的な腕時計を初めて製作したのが、カルティエにほかならなかった。1914年、3代目のルイ・カルティエは、友人の飛行士アルベルト・サントス=デュモンから依頼を受け、飛行機の中でも使える腕時計の製作したのだった。この腕時計が「サントス」である。
映像では、こうした「サントス」ばかりでなく、カルティエを代表する腕時計のひとつ「タンク」などを手がけたルイ・カルティエの功績について紹介。また、機能性と造形性が融合したカルティエの腕時計の特質にふれ、続くセクションへの導入を果たしている。
「フォルム」に着目したセクションでは、時計の内部にいるかのような空間の中で、独特のフォルムを持つ約50本の腕時計を展示。「タンク」の特徴である長方形のフォルムを非対称に歪めた「タンク アシンメトリック」をはじめ、鐘型ケースの「クロシュ ドゥ カルティエ」、イエローゴールドの重厚なブレスレットを彷彿とさせる「パンテール ドゥ カルティエ」、編み込みのようなストラップにダイヤモンドを敷き詰めた「マイヨン ドゥ カルティエ」などを目にすることができる。
また、カルティエが1850年代から2000年代にかけて製作したアーカイブから構成される「カルティエ コレクション」の展示も。なかでも、サルバトール・ダリが描く時計を彷彿とさせる、デフォルメされたケースを特徴とする「クラッシュ」や、正方形のケースにひねりを加えた「タンク フォル」などの大胆な造形に注目したい。
「デザイン文化」のセクションでは、カルティエを代表する4つの腕時計、「タンク」「サントス ドゥ カルティエ」「パンテール ドゥ カルティエ」「バロン ブルー ドゥ カルティエ」を取り上げ、そのデザインを360度すべての角度から目にすることができる展示を展開している。
たとえば「タンク」は、戦車を上空から見た形に着想した長方形のフォルムが特徴。そのデザインは、無駄を削ぎ落としたライン、明確なフォルム、全きプロポーション、そして洗練されたディテールが、ひと目見れば「タンク」であるとわかるアイコニックなデザインを生み出しているのだ。
監督ソルヴァ・スンツボ、俳優ジェイク・ギレンホールによる、「時」にまつわる12本のショートムービーを挟んだのち、「美を支える技術」のセクションでは、カルティエの腕時計のデザインを実現する精緻な技術を紹介。ジュエリー職人と時計職人、両者の技術から生まれる時計とともに、ムーブメントなどの技術に光をあてている。
なお、本イベントでのオーディオガイドでは、渡辺謙、平手友梨奈、山田五郎、おぎやはぎの4組がナレーターを務めいている。
「TIME UNLIMITED - カルティエ ウォッチ 時を超える」
期間:2023年9⽉15⽇(⾦)~10⽉1⽇(⽇)
住所:東京都渋⾕区神宮前6-35-6
時間:12:00〜20:00(⼊場は19:30まで)
※9⽉21⽇(⽊)12:00~16:00は閉場
⼊場料:無料
※⼊場にはカルティエLINE公式アカウントより事前予約が必要
【問い合わせ先】
カルティエ カスタマー サービスセンター
TEL:0120-1847-00