2014年5月15日(木)から6月8日(日)まで家電蒐集家、松崎順一によるエキシビジョン「TOKYO SAMPLING」がパスザバトン(PASS THE BATON)表参道店内で開催される。
大量に生産され、大量に廃棄される家電たち。なかでも、かつてのアナログメディアのカセットテープは、世の中の音を記録しながら廃棄され続けてきた。松崎順一は今回、日々変貌する東京を“音”というカタチで採取した。廃棄されたカセットテープに入っていた音を消去し、現代の東京の音を新たにインプットした作品は、デジタルコピーの現代をアンチテーゼした全て一点物だ。
作品には、採取地をポラロイドで撮影したものに音を採取した情報を手描きし添付。会場内では70〜80年代のラジカセも発売され、現代人が大量に廃棄する“家電”について改めて考える機会になりそうだ。
また、5月22日(木)には松崎順一と雑誌「GINZA」編集長の中島敏子を迎えたトークイベントも開催。70〜80年代のカセットテープ&ラジカセとその周辺のカルチャーについてなど、自由でディープなトークになること間違いない。
■松崎順一(マツザキ ジュンイチ)
家電蒐集家・デザインアンダーグランド主宰。近代家電製品(主にラジカセ)を蒐集・整備・カスタマイズ等メイドインジャパンの家電の魅力を現代に甦らせる活動を展開中。
【エキシビジョン概要】
「TOKYO SAMPLING」
期間:2014年5月15日(木)〜6月8日(日)
会場:パスザバトン 表参道店
【トークショー概要】
日時:2014年5月22日(木) 19:30〜20:30
場所:パスザバトン 表参道店内
ゲスト:家電蒐集家 松崎順一×GINZA 編集長 中島敏子
司会:PASS THE BATON 代表 遠山正道