展覧会「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」が、日本橋髙島屋S.C. 本館にて、2024年2月29日(木)から3月18日(月)まで開催される。その後、大阪髙島屋、ジェイアール名古屋タカシマヤに巡回する。
「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」は、アール・ヌーヴォーからモダニズム、ミッド・センチュリー、イタリアン・モダンまで、20世紀における椅子のデザインの変遷をたどる展覧会だ。
本展では、20世紀の優れたデザインの家具と日用品を収集してきた椅子研究家・織田憲嗣(おだ のりつぐ)のコレクションより、100脚の名作椅子を紹介。あわせて、食器やキッチン用品、家電製品など、生活を彩る日用品の数々も目にすることができる。
椅子のデザインには、それぞれの時代の精神や科学技術の進展が反映されている。たとえば、1910〜30年代のモダニズムにおいては、機能と形態が融合した簡潔なデザインが特徴であり、合板やスティール・パイプといった新素材、幾何学的な形態が採用されている。ここでは、バウハウスのマルセル・ブロイヤーによる《アームチェアB3(ワシリー)》などを展示する。
また、1940〜50年代には、戦後復興と科学技術の発展を背景に、デザインの黄金時代「ミッド・センチュリー」を迎えることに。デザインはより軽快になり、有機的な形態が多く採用されるとともに、プラスティックなどの新素材が用いられるようになった。会場では、チャールズ&レイ・イームズの《チェアLCW》や、アルネ・ヤコブセンの《チェア3130(グランプリ)》などを紹介する。
展覧会「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」
会期:2024年2月29日(木)〜3月18日(月)
会場:日本橋髙島屋S.C. 本館 8F ホール
住所:東京都中央区日本橋2-4-1
開場時間:10:30〜19:30(※最終日3月18日(月)は18:00まで)
※入場はいずれも閉場30分前まで
入場料:一般 1,200円(1,000円)、高校・大学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※( )内は前売料金
■巡回情報
・大阪髙島屋 7F グランドホール
会期:2024年3月27日(水)〜4月14日(日)
住所:大阪府大阪市中央区難波5-1-5
・ジェイアール名古屋タカシマヤ 10F 特設会場
会期:2024年4月18日(木)〜5月5日(日・祝)
住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4