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「もしも猫展」新潟市美術館で - 江戸時代の“擬人化”表現に着目、歌川国芳の浮世絵など

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新潟市美術館にて、企画展「もしも猫展」が2024年4月13日(水)から6月2日(日)まで開催される。

江戸時代の“擬人化”表現に迫る

歌川芳藤《新板猫の温泉》個人蔵
歌川芳藤《新板猫の温泉》個人蔵

以前にも名古屋市博物館京都文化博物館にて開催された「もしも猫展」。本展の主軸となるのは、猫を“擬人化”したり、逆に役者を猫の顔に見立てたりした作品で知られる浮世絵師の歌川国芳だ。そんな歌川国芳による猫を題材とした作品を中心に、江戸時代から明治時代にかけての擬人化表現の魅力に迫る。

歌川国芳《流行猫の曲鞠》個人蔵
歌川国芳《流行猫の曲鞠》個人蔵

擬人化表現を読み解くうえでのポイントのひとつは、作品が“パロディの一種”となっていること。擬人化作品は、当時の人々に広く知られた伝承や、世間を騒がせた話題などをもとに制作されることがある。そのような作品と、元のイメージとを見比べることで、擬人化表現の魅力を再発見することができる。

歌川国芳《猫の百面相 忠臣蔵》個人蔵
歌川国芳《猫の百面相 忠臣蔵》個人蔵

また、1841年(天保12)、歌川国芳による《猫の百面相》という団扇絵が流行。実在する歌舞伎役者を、猫に見立てて描くという趣向は、当時の新機軸となった。会場では、「もしも、あの有名人が猫になったら?」などユーモアの溢れるアイデアと、国芳ならではの観察力や的確な表現力によって展開される作品が紹介される。

山東京山作・歌川国芳画『朧月猫の草紙』個人蔵
山東京山作・歌川国芳画『朧月猫の草紙』個人蔵

このほか、山東京山と歌川国芳によって制作された合巻『朧月猫の草紙』や、国芳が擬人化猫作品を集中的に描き始めた頃の作例を展示する。

【詳細】
「もしも猫展」
会期:2024年4月13日(土)~6月2日(日)
時間:9:30~18:00
休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、5月7日(火)
場所:新潟市美術館 企画展示室
住所:新潟県新潟市西大畑町5191-9
料金:
〇前売
・一般 1,200円
・オリジナルポストカード付前売券 1,300円
〇当日
・一般 1,400円
・大・高校生 1,000円
・中学生以下 無料

<前売券情報>
販売期間:2024年2月22日(木)~4月12日(金)
販売場所:セブン-イレブン(セブンチケット、セブンコード103-953)、ローソン(Lコード:35682)、インフォメーションセンターえん(メディアシップ1階)、万代シティビルボードプレイス(2階サービスデスク)、新潟県立万代島美術館ミュージアムショップ、新潟市美術館、新潟市新津美術館

※会期中、一部作品の場面替えがある。
※観覧券販売は、閉館30分前までとなる。

【問い合わせ先】
新潟市美術館
TEL:025-223-1622

Photos(5枚)

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