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特別陳列「東大寺伝来の伎楽面」奈良国立博物館で - 古代日本の舞踊劇“伎楽”貴重な面を公開

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奈良国立博物館では、特別陳列「東大寺伝来の伎楽面 ー春日人万呂と基永師ー」を、2024年10月1日(火)から12月22日(日)まで開催する。

奈良・東大寺に伝わる伎楽面を公開

重要文化財 基永師作 《酔胡王》 奈良・東大寺
重要文化財 基永師作 《酔胡王》 奈良・東大寺

古代日本における舞踊劇、伎楽(ぎがく)。そこで用いられた仮面が、伎楽面だ。東大寺と正倉院には、奈良時代の伎楽面が数多く遺されており、これらは平安時代以降、次第に衰退していった伎楽の実相を知るうえで重要なものである。

重要文化財 《酔胡従》 文化庁 [10月1日(火)~11月29日(金)展示]
重要文化財 《酔胡従》 文化庁 [10月1日(火)~11月29日(金)展示]

東大寺と正倉院が擁する伎楽面は、もともと東大寺が管理してきたものであった。そこには、奈良時代の天平勝宝4年(752年)、大仏の開眼会(かいげんえ)で使用された面が数多く含まれている。東大寺と正倉院の伎楽面は、現在に伝わる伎楽面としては、法隆寺に伝わった飛鳥時代の作例と並ぶものだ。

春日人万呂作 《太孤父》 個人蔵
春日人万呂作 《太孤父》 個人蔵

特別陳列「東大寺伝来の伎楽面 ー春日人万呂と基永師ー」では、東大寺が所蔵する伎楽面と、近代に同寺を離れたものを紹介。伎楽面作者・春日人万呂(かすがのひとまろ)が制作した3面を公開するほか、大仏開眼会の面を手がけた作者のひとり、基永師(きえいし)による酔胡王(すいこおう)と酔胡従(すいこじゅう)の面を一堂に展示する。

展覧会概要

特別陳列「東大寺伝来の伎楽面 ー春日人万呂と基永師ー」
会場:2024年10月1日(火)~12月22日(日)
会期:奈良国立博物館 なら仏像館 第9室
住所:奈良県奈良市登大路町50
開館時間:9:30~17:00
※特別展「第76回 正倉院展」会期中の月~木曜日は、8:00~18:00、金・土・日曜日および祝日は8:00~20:00
※10月・11月の土曜日、12月17日(火)は19:00閉館
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(10月14日(月・祝)は開館)、10月15日(火)、11月12日(火)
※特別展「第76回 正倉院展」会期中は無休
観覧料:一般 700円、大学生 350円
※高校生以下・18歳未満、満70歳以上、障害者手帳またはミライロIDの所持者および介護者1名は無料
※高校生以下・18歳未満と一緒に観覧する場合、子ども1名につき同伴者2名まで一般100円引き、大学生50円引き
※開館時間延長日の17:00以降に観覧する場合、一般100円引き、大学生50円引き
※この観覧料金で、特別陳列「聖武天皇の大嘗祭木簡」(なら仏像館、10月22日(火)〜11月11日(月))、名品展「珠玉の仏たち」(なら仏像館)・「中国古代青銅器」(青銅器館)を観覧可

■同時期開催
・特別展「第76回 正倉院展
会期:2024年10月26日(土)〜11月11日(月)

【問い合わせ先】
TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)

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