メゾン キツネ(Maison Kitsuné)の2025年春夏メンズコレクションが発表された。
「都会の夏」をテーマに掲げる今季のメゾン キツネ。フレッピークラシックの懐かしい雰囲気をベースに、春夏らしい明るいカラーリングや、爽やかなスポーツディテールによって、現代的なひねりを加えたルックを提案する。
目を惹いたのは、ストライプ柄を用いたピース。たとえば、ファーストルックに登場した太めの編み地のニットブルゾンには、コントラストの効いたオレンジとグリーンのストライプをオン。このほかにも、ピンストライプのパンツやマルチボーダーのニットカーディガン、アイビーストライプのフード付きシャツなどが登場し、多彩なストライプでコレクションにスポーティーな風を吹かせた。
太陽の光で色褪せたような淡い花柄は、夏のスピリットを感じさせる要素の1つ。オーバーサイズのユーティリティジャケットやハーフパンツなどにあしらわれ、軽快なムードを高めていた。
着心地の良さにこだわった軽やかな素材使いにも注目したい。シンプルなブラックの開襟シャツには、さらりとした凹凸のシアサッカー素材をセレクトし、肌あたりも涼やかに。フロントに“Kitsuné”の刺繍ロゴを配したプルオーバーはざっくりとした編地のサマーニットを使用し、暑い季節でも快適に着用できるよう仕上げている。
カラーパレットは、サンドベージュやセージグリーン、ライトグレーなどの淡いくすみカラーを織り交ぜ、春夏の陽気に相応しいやわらかな雰囲気に。セットアップも散見され、都会的でありながらリラクシングなトーンオントーンのコーディネートが提案された。