“くいだおれ太郎”でおなじみの、大阪・道頓堀の商業施設「中座くいだおれビル」が全館リニューアル。2025年3月26日(水)に開業する。
「中座くいだおれビル」は、大阪名物にあふれるアミューズメントビルとして国内外の観光客に愛されている大阪・道頓堀のランドマーク。もともと1661年に設立されたと言われる芝居小屋「中之芝居」があった場所であり、その後には「道頓堀五座」のうちの1劇場「中座」として、多くの演劇や歌舞伎の上演を行った歴史を持つ。
再開発を経て商業施設となり、2009年には閉店した飲食店「くいだおれ」の名称を借り受け、大阪を代表するマスコット「くいだおれ太郎」も移設された。なお、入口横に展示されていた人形「道頓堀のお狸様」も、「くいだおれ太郎」と並んで「中座くいだおれビル」の象徴的な存在として親しまれてきた。
2025年3月の「中座くいだおれビル」全館リニューアルでは、これまでの歴史や文化を継承しつつも、エンターテイメント性をより拡充し「フードエンターテインメントビル」に。新たなエンターテインメント施設や飲食施設がオープンする。外壁にはアイコニックな「くいだおれ太郎」の立体造形看板を掲げるほか、昔懐かしいネオン管を思わせる電飾やLEDビジョンを設置し、道頓堀エリアの賑わいとマッチする華やかなムードを演出する。
最上階となる6階には、吉本興業の新業態となるレストランシアター「よしもと道頓堀シアター」がオープン。劇場と食を掛け合わせた「よしもと道頓堀シアター」は吉本興業所属の芸人をはじめ、自由な発想を表現する多様なエンターテインメント空間となり、休日には寄席公演も実施する予定だ。
5階にオープンする「ジラフ ジャパン(GIRAFFE Japan)」は、時間帯ごとにXR体験・ショー・クラブといった異なる文化を楽しめる複合エンタメ施設となる。日中は現実世界と仮想世界を融合させるXR技術を駆使した文化体験の場となり、夜は世界的なパフォーマー“EBIKEN”こと蛯名健一がプロデュースするショーと、伝説のナイトクラブが融合。熱気に満ちたステージを繰り広げる。
1階から3階にかけては飲食店が集結。ホルモン焼きの「ホルモン肉問屋 小川商店」やフルーツ飴を販売する「タローズパーラー(TARO’s PARLOR)」、お好み焼き・鉄板焼きの「やきやき鉄板 ぼんくら家」、串カツ専門店の「串カツ しろたや」など、バラエティ豊かな飲食店が揃う。
なお、1階から3階にかけては、フロアごとに「中座くいだおれビル」を象徴するコンセプトを設定。たとえば「くいだおれ太郎」が設置されている1階は「くいだおれ太郎」のイメージカラーをふんだんに使用して賑やかな空間に。新たなフォトスポットとなる。
さらに、2階には中座に祀られていたとされる「八兵衛大明神」という“お狸さん”にちなみ、ネオンの鳥居を設置し道頓堀のお狸様にお参りできるパワースポットに。3階には、ネオン提灯を装飾し「芝居茶屋」を疑似体験できる休憩スペースや、「中座」芝居小屋のオマージュデザインのスポットが登場する。
【詳細】
中座くいだおれビル
リニューアルオープン日:2025年3月26日(水)
住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-21
フロア構成:
・地下1階 サープラ大阪道頓堀あそびタウン
・1階 ピボット ベース カフェ&バー @道頓堀、ホルモン肉問屋 小川商店、タローズパーラー、なにわ名物いちびり庵 道頓堀店、ツルハドラッグ
・2階 鳥貴族、牛カツ京都勝牛、おだしもん お出汁ぱすたとあまいもん、スシロー、ぷりタウン大阪道頓堀
・3階 もんじゃ酒場だしや、串カツ しろたや 道頓堀本店、ハンバーグと牛タンとお米 神戸赤ふじ、やきやき鉄板 ぼんくら家 中座くいだおれビル店、煙間
・4階 カラオケまねきねこ
・5階 ジラフ ジャパン
・6階 よしもと道頓堀シアター