イタリアの国際的ファッションコンテスト「ITS(イッツ)」で、Fashion Collection Of The Yearに輝いたタカシニシヤマ(Takashi Nishiyama)の作品が、2010年10月19日roomsLINKで日本初披露された。
作品のテーマは、「MONSTER HUNTER(モンスター ハンター)」。
これらの作品は、電車の中でサラリーマンがゲームのモンスターハンターを遊んでいる姿からインスピレーションを受けて制作されたという。ハット、シャツ、スラックス、レザーシューズ等のアイテムから感じる「フォーマル」と、特徴的なアウターから見える「モンスター」とが巧みに融合されている。また、それぞれのアウターをジップで一つにつなげると、全長15mほどの巨大なモンスターが現れるという仕組みも見る者を楽しませた。
ショー終了後のインタヴューでデザイナーの西山高士氏は「昔からゴジラや怪獣が好きで、それでなにかやりたかったのです。ITSには日本のポップカルチャーを表現したものを出品したいという想いもあって、モンハンを連想しました。」と語った。現在、来年のITSに出品予定の日本のポップカルチャーを体現するコレクションを製作中とのこと。西山氏のこれからの活躍がますます期待されるショーとなった。