2014年10月15日(水)、ノアファー(Noir Fr)が東京・渋谷にあるヒカリエホールにて、2015年春夏コレクションを発表。2010年にブランドがスタートし、今シーズン初めてメルセデスベンツファッションウィーク東京に参加した。
テーマは「近未来」。黒を基調としたシャツやパンツなどシンプルなアイテムに、シルバーやゴールドなどのメタリックカラーやメッシュやクッション性のあるナイロン素材を使用することで、視覚的に異空間が表現された。
コレクションに多く登場した、ミニマムな印象のノースリーブワンピースやショートパンツには、胸元や首元にレザーやニットを加え、アクセントをプラス。また、リボンを巻き付けたようなワンピースや袖の部分にシースルー素材を使用したジャケットなど、腕にデザイン性を加えたアイテムも見られた。
パッと目をひくのは、へびのウロコのようなきらきらと輝くワンピース。表面にラメ加工を施し、光の加減や動きによって違う表情を見せた。またブルーに光る玉虫色のコートなど、光にフォーカスを当てたアイテムがつづく。
後半には、胸元にクロスしたショルダーストラップでアクセントを加えたルックが登場。ラバー製のストラップは異彩を放ち、未来への期待を高めた。
平成生まれのデザイナー益田翔太は、「若さを前面に押し出し、ミニマムな中で攻めたものを打ち出していきたい」とショー後のインタビューで語った。今後も、更なる進化をとげるであろうノアファーから目が離せない。