ミラノ・ファッション・ウィークで発表されたマウリツィオ ペコラーロ(MAURIZIO PECORARO)の2011年春夏コレクション。
今期のキーワードは、フランスの伝説的デザイナー、イヴ・サン・ローラン(Yves Saint Laurent)のスタイルと感性への新解釈。リラックスしたシルエットが、70年代の夏のエレガンスを伝えている。
ホワイトやグレイ、ベージュ等のエアリーカラーに、オレンジ、黄色、ヴァイオレットがアクセントを効かせているカラーパレット。フローラルプリントもグレイやモノトーンが基調。ふんわりとしたシースルーの素材使いがエレガントでセクシーだ。異素材を高度な技術で組み合わせた最新のマテリアルに、マクラメレースや鉤針編みのレイヤード等のハンドメイドテクニックが加わって、モダンなボヘミアン・ルックが完成した。ドレスはショート、ミディアム、ロングの3つの異なるレングスが登場し、美しく風をはらんだバルーンシルエットが気品溢れながらも優しい表情。
アクセサリーも、マクラメ素材のハンドメイド・フラワーと半貴石が組み合わさったネックレスやブローチが、自由で朗らかな雰囲気のスタイルをまとめ上げていた。