ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)が、パリファッションウィークにて2011-2012年秋冬コレクションを発表した。
イメージソースは騎士、十字軍の戦士、そしてユニフォーム(制服)。洋服というモダンな鎧を身につけたモデル達は顔を真っ赤にペイントされ、赤く燃え上がる炎のようなステージから登場し、堂々とキャットウォークを闊歩した。 黒、赤、白が作り出す大胆なカラーコントラスト。力強いシルエットは厚いフェルト、シルバーを含んだシルク、レザーといったハードな素材で形作られる。さらに、美しいテーラリング、高い襟、、メタルの飾り、ベルト使いでタフな印象を高めた。
今季のデザインポイントであるプリーツのバリエーションは、切りっぱなしのエッジがシャープなラインを強調しながらボディや足を包み込んでいる。プリーツスカートの控えめなAラインや、重い甲冑の肩当てをはずした後を表現したドレスの肩のレースがエレガントでフェミニンなエッセンスをプラス。美の象徴である大輪のバラの柄が胸元で花開き、セクシーで情熱的な女性像を作り上げていた。