ニューヨークを拠点に活躍するデザイナー・ザック ポーゼン(Zac Posen)がデルタ航空の新ユニフォームを手がけた。
ザック・ポーゼンは、機能性やスタイリッシュさはもちろん、従業員が仕事中も華やかに見えるようなデザインを考案。ほぼ全ての部門の従業員と直接関わり、彼らからのフィードバックを生かして様々な環境にフィットする機能性の高いワードローブに仕上がっている。デルタ航空の歴史を尊重しつつ、大胆な配色とクラシックなスタイルを融合。整備やランプ職員などの従業員のユニフォームは、ザック・ポーゼンのデザインと色調アドバイスに基づいて、米アパレルメーカー・ランズエンドが製作した。
カラーパレットには、米国パスポートと同じ色の濃い紫色、深い紅色、濃いグレーのメインカラー3色と、アクセントカラーにグレーがかった濃い青色と薄紫が使われている。デルタ航空のロゴで“ウィジット”と呼ばれる三角形のモチーフは、コレクション全体に用いられたり、女性用のブラウスには、シグニチャデザインであるウィング型の襟が取り入れられたり、ディテールにもこだわりを感じる。
客室乗務員と空港の旅客サービスの女性用ユニフォームにはフェミニンなシルエットのVネックドレス、フリルの付いたセーター、揺れるデザインのジャケット、男性用コレクションには濃いグレー色のスーツ、クルーネック・セーターを採用。
新ユニフォームは2016年12月から2017年の初めにかけて約1,000名が試着し、そのフィードバックによる微調整後、2018年から客室乗務員、空港の地上職員、整備や空港ランプ職員など、全世界の60,000人以上の接客および空港勤務の従業員が着用する予定だ。
【詳細】
デルタ航空 新ユニフォーム
デザイナー:ザック・ポーゼン