エンダースキーマ(Hender Scheme)の2017年春夏コレクションより新作シューズを紹介。2016年12月中旬より順次、全国の正規取り扱い店舗にて販売される。
エンダースキーマが毎シーズン1型ずつ新たに展開している「manual industrial products」と呼ばれるオマージュライン。工業製品であるスニーカーを、あえて手工業という異なる生産背景で製作。その際に生まれる見え方の違いをデザインしている。
一律として植物タンニン鞣しの革を使用し、スニーカーの革の味を出していくという新しい楽しみ方を提案。履き捨てのスニーカーのイメージを逆手に取り“育てる”という要素をヌメ革を用いて表現している。なお、ソールなどの交換も可能なので、長く付き合える1足となってくれる。
新作「manual industrial products 15」は、ハイテクスニーカーを想わせる1足。アッパーには4種のカウレザーを採用するだけでなく、ゴートレザーで切り替えることで色味のトーンやテクスチャーに変化をもたせ、より立体的な表情に仕上げた。カウレザーを水につけて成形したパーツや刻印を利用した素押しなど、靴だけでなく“コモノ”の生産によって得た技術を用いたフォルムだ。
突然変異を意味する「mutation」。その名が付けられた「muntation 2」は、異なる機能や工夫を凝らしたディテールを掛け合わせ、全く新しい形にすることを意図している。上のカバーをめくると、フラットなアッパーからレースアップ部分が姿を現す。ビブラム社製のソールを用いているので、重厚感ある見た目に反して返りが良く、履き心地は滑らか。
2016年春夏コレクションの際に展開した「samidare」のナイロンバーションが登場。革のオックスフォードに“レインコート”をかぶせた1足としてラインナップする。足元にボリュームを持たせたいとき、雨の日でも革靴を楽しみたいとき、コーディネートが楽しくなるアイテムだ。カラーは、ホワイトの革靴にイエローやレッド、グレーのナイロン、ブラックの革靴にブラックのナイロンの4色。雨の日が待ち遠しくなるシューズに仕上がっている。
シンプルなサイドゴアのアッパーと、地層のように色と素材の切り替えを施したソールから成る「kant」。つま革には革本来の銀面の特徴を生かすアニリン仕上げのカウレザー、かかとのパーツは艶のあるガラスレザーを用いている。本底のボリュームは、積み上げのミッドソールの爪先部分を滑らかなカーブに漉き、歩行時の蹴り出しをスムーズに。
なお、同様の素材を用いたオックスフォードシューズ型の「mills」も登場。七分丈のパンツに合わせるバスケットシューズ的な履き方を想定したという、革靴に留まらない進化したデザインとなっている。
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【詳細】
エンダースキーマ 2017年春夏コレクション
展開時期:2016年12月中旬より順次
展開店舗:エンダースキーマ正規取扱店舗