グッチ(GUCCI)の旗艦店が、六本木ヒルズに2016年12月2日(金)よりオープンする。
新ストアには、クリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレによるデザインコンセプトを取り入れた。この試みは、日本の旗艦店で初めてのことである。
店内へ足を踏み入れると、ベルベット地のソファやチェアといった温かみのあるインテリアが出迎えてくれる。カラーはチェリーレッドやペールピンクなどの暖色が用いられ、柔らかなムードが漂う。それと対峙するように置かれたのは、インダストリアルな什器。シルバーメタルの無機質なアイテムが、ストア全体に刺激とモダンさを加えている。重なり合うように敷かれたヴィンテージラグもミケーレらしいアクセントで、シンプルで控えめなインテリアとマッチする。
また、「旅」も一つのキーワード。トランクのデザインをラックの引き出しなどに用いてほんのりと旅気分を香らせる。
220㎡の広さを誇るグッチ六本木。アイテムも充実のラインナップだ。入口手前にはレザーグッズが揃えた。入口を背にして左側にスモールレザーグッズ、そして右側にはベルベット地に「ディオニュソス」をたくさん並べた‟バッグタワー”が設けられている。中央では、トラブル・アンドリューとのコラボレーションコレクション「グッチ ゴースト」のシューズ・バッグをピックアップし、ショップオープンを華やかに演出する。
奥へ進むとガラスケースが設置され、中には2017年リゾートコレクションのバッグがたくさん。パッチを付けてよりデコラティブに進化した「シルヴィ」、バンブーの持ち手にパールを添えた新モデル「リムウェア」がラインナップ。
ここで目玉となるのは、限定アイテム。ミケーレのコレクションに度々登場する蛇のモチーフを添えたチェーンショルダーバッグと、クラッチとしても使えるビックサイズのポーチだ。どちらもスネークスキンを使用していて、秋冬のコーディネートのアクセントにぴったり。
さらに奥には、レディ・トゥ・ウェアやスカーフなどのシルク製品、シューズが展開。特にウェアは必見。手に取やすい高さにラックが設計されているので、ディテールに遊びを採り入れるミケーレのクリエイティビティが身近に感じられる。
オープン時には2017年リゾートコレクションのウェアが登場。裏地にトラの刺繍を配したファーコートや、スパンコールでタイガーを描いたトレンチコートなどが展開された。また、随所にテーブルやチェアが設置されているので、ゆったりとした気分でショッピングが楽しめるのも嬉しい。ジュエリーやウォッチなど、ギフトにも最適なアクセサリーも販売されるので、様々なシチュエーションでショップを訪れることができそうだ。