ユニクロ(UNIQLO)と、ロンドンのファッションブランド「JW アンダーソン(JW Anderson)」がコラボレーション。「ユニクロ アンド JW アンダーソン(UNIQLO and JW ANDERSON)」が、2017年9月22日(金)より発売される。本記事では、メンズ・ウィメンズ全33型のうちウィメンズコレクションを紹介する。
JW アンダーソンのデザイナー、ジョナサン・ウィリアム・アンダーソンは、ロエベ(LOEWE)のクリエイティブ・ディレクターとしても活躍する人物。今回のコラボレーションコレクションでは、彼の故郷であるイギリスの伝統的な装いに、ユニクロの機能性の高い素材を融合させ、英国ファッションをモダンにアレンジする。
発売されるのは全33型。メンズは、アウターが9,990円~、シャツやニットに関しては2,990円~の展開。ウィメンズも同様にアウターは9,990円~、パンツ&スカートは3,990円~発売を予定している。取扱いは、ユニクロ銀座店、ビックロ ユニクロ 新宿東口店など全63店舗とユニクロオンラインストアの予定だ。
ウィメンズでは、レディライクなアイテムを豊富に揃える。ラップスカートには、ボリューミーなラッフルをあしらって、華やかかつポップな印象を添えた。また、メンズで登場するキルティングのアウターに代わって、ウィメンズではキルティング加工のサーキュラースカートが登場する。程よいボリューム感で、フレアを効かせた上品なシルエットが魅力だ。
アウターは、オーバーボリュームのダッフルコートを提案。ポップなレッドのカラーリングも注目したいところだ。さらに、メンズのコートとは異なり、ウィメンズのトレンチコートは、ウエストで絞めれば、英国の女性たちの気品を想わせるエレガンスなシルエットを築く。表はスタンダードなベージュ、裏はキーテキスタイルのタータンというリバーシブルで楽しめるデザインとなっている。
そのほか、トップスでは、フェアアイル柄のカーディガンやケーブル編みのニット、ボックスシルエットのタートルネックがラインナップ。一見スタンダードなアイテムに見えるタートルネックには、袖にリボンをあしらうことで、コラボレーションならではの一癖をプラスした。
素材選びにも、イギリスカルチャーを反映し、ツイードやキルトなど秋冬らしい温かなファブリックを用いた。また、ユニクロの代名詞といえるヒートテック、日本のデニム生地メーカー・カイハラのデニム地、美しい光沢感のあるエクストラファインメリノニットなど、こだわり素材もラインナップする。ヒートテック素材のストール、袖口にリブをあしらったダウンジャケットなど、保温性と防寒性に配慮したアイテムは注目だ。
また、小物類もバリエーション豊かな今回のコラボレーション。マフラーやバックパック、トートバッグなど、デザインだけでなく機能性にも優れたアイテムをそろえた。なお、バッグにはポイントとして、J.W.アンダーソンのブランドロゴが大きくあしらわれている。
コレクションのなかで、メンズ・ウィメンズと別れてはいるものの、メンズコレクションで提案されているニットなどを少し大きめで着こなしても可愛い。お洒落上級者は、メンズコレクションもあわせてチェックすることをお勧めする。
コラボレーション発表後「ユニクロと言えば、多くの時間を費やして考え抜かれた完璧なものづくりが思い起こされます。」と評価し、「ユニクロとの仕事は、おそらく最も優れたファッションの民主化のモデルケースと言えるのではないでしょうか。また、自分のデザインを手に届く価格で多様な人々に届けられることを嬉しく思います。」とクリエーションに大きな期待を寄せる姿を見せていた、ジョナサン。