小さい頃の夢を叶えた剛力さんが思う、夢を叶えるために大切なことは何だと思いますか。
言霊ってあるのかなって。口に出すことは大事だと思います。事実、私が口に出していることは、ほとんど叶っている気がして。
剛力は、今回決定したジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)のカジュアルラインである「A|Xアルマーニ エクスチェンジ」のアンバサダー就任もまた、自分のやりたいと話していたことだという。
「A|Xアルマーニ エクスチェンジ」2017年春夏ウィメンズコレクションより
そう感じられたのはどのような瞬間ですか。
ファッションモデルになれたことがまずそのひとつです。最近では「A|Xアルマーニ エクスチェンジ」のアンバサダー就任のお話を頂いたことも新たに叶ったことですね。それ以前に、マネージャーさんに「かっこいい感じの表現を見せられたらなあ……」という話をしていました。とは言うものの、まさかブランドアンバサダーとまでは想像はしてませんでしたが。
今までファッション誌ではカワイイ感じの服を着せていただくことが多いんですけど、実は普段、真っ黒やモノトーンが比較的多くて。だから、かっこいいイメージのある「A|Xアルマーニ エクスチェンジ」の魅力は、日常の一部として素の自分で届けられたらいいなって思います。むしろ、今回ようやくいつもの私を見せられる感じかもしれないです。マネージャーさんとも「やりたかったことだ!」って、大喜びしました。
今後してみたいことはありますか。
どんどん年下の方とも共演する機会が増えてきているので、少しずつ人としても成長していかなきゃいけないなと。甘えるのは大好きなので、まだまだ甘えさせてもらえるところは甘えつつ、逆に頼れる人になれれば。25歳は年齢的にも節目だと思っているので、改めていろんな勉強をしていきたいですね。
ご自身の中での理想像は。
ベテランの俳優さん方が最終的に辿り着いていらっしゃるのって、この仕事を楽しむことなのかなと感じています。だから、私も楽しいとか好きとか、そういう気持ちは絶対に忘れたくないですね。私自身も好きでこの世界に飛び込んで続けているわけですから。
好きなことを仕事にできている人ってなかなかいないですしね。
そうですね。私にとってこの仕事は天職だと思うんです。大好きな洋服もいっぱい着させていただけるし、お芝居もいろんな形で表現させてもらえるし。
小学生の時も中学生の時も、そして高校生の時もオーディションをたくさん受けて、たくさん落ちて……デビューしてからしばらくは仕事がなかったんですよね。でも、好きだから続けることができて、その時の根性みたいのが確実に生かされているなって。
それに、当時は人見知りで今みたいに話すこともできなかった。だから、いつの間にか後悔みたいなものがあるのかな。お会いする人たちと過ごす、今の時間を後悔したくないと無意識的にどこかで感じているんです。この世界に入り、人と話す楽しさを知って、話すことが大好きになって。この仕事をしていると、本当に色んな方と話せるんですよ。そんなことってないですよね。それができていることが、やっぱり楽しいし、幸せだなと思います。
■剛力彩芽について
女優、歌手、ファッションモデル、タレント
1992年8月27日生まれ、神奈川県出身。
テレビ、CMなど幅広くモデルとして活躍。
2011年1月 フジテレビ 月9「大切なことはすべて君が教えてくれた」で本格的に女優デビュー。
趣味はフルートやお菓子作り、特技はダンスと料理。
2017年4月~EXドラマ「女囚セブン」主演。