ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が、東京・南青山に2018年リゾートコレクションを展開する限定ストアを2017年9月29日(金)から10月12日(木)までオープンする。
日本初の開催となったリゾートコレクションは、滋賀県のMIHO MUSEUMが舞台となった。コレクションの中には、日本各地でみられる都市と自然の融合、そして日本の伝統的なモチーフが随所にちりばめられていた。
今回の限定ストアでも同じくそのムードを受け継ぐ。店内では、限定アイテムを多数展開するだけでなく、誰もが楽しめるインスタレーション展示も行う。
コレクションの中でもひと際存在感を放っていた、山本寛斎のデザインした和の要素たっぷりのシンボル。限定ストアでは、その中でも存在感のあったキャッチーでカラフルなだるまをおもてなしのインスタレーションとして採用した。
全面ガラス張りの外観には、モノグラムが配された。ルイ・ヴィトンらしい洗練された外観から、モノグラムを通して見えるのはルイ・ヴィトン流の“和”の世界だ。
入口に入るとまず目に飛び込んでくるのは、小さなだるまと大きなだるま。右手側に並んだ小さなだるまの前には、和太鼓が置かれていて、それを「ドン!」と叩く、あるいはフチを叩くと、気まぐれな彼らがあるサプライスを届けてくれる。一方、左側には来場者を見つめる赤い大きなだるまが。中は空洞になっており、人が中に入るとだるまの目にある変化が現れる……。彼らが魅せてくれる“おもてなし”は、思わず写真やムービーで収めたくなる愛らしさだ。
また、階段までの道のりには、大きな1枚布が飾られている。色彩豊かなそれらの布は、実際にリゾートコレクションでワードローブとして登場したものばかりだ。実際に近くで見れば見るほど、繊細なクリエーションを感じ取ることが出来るだろう。
2階では、2018年リゾートコレクションから厳選したレザーグッズやプレタポルテ、シューズ、アクセサリーなどのアイテムを取り揃える。また、日本限定コレクション、日本限定バッグ2型も店頭に並ぶ。
日本限定コレクションでは、山本寛斎によるカラフルなだるまや歌舞伎の面をモチーフにしたアイテムが揃う。スカーフは、大胆にも歌舞伎役者を主役にしたデザインだ。また、シューズ類は3型。なかでも存在感のあるアンクルブーツは、モノグラム・キャンバスのクラシカルなレザーを随所に配置し、かかと部分にはだるまの列を走らせたモノグラム・ラインが配されている。そして、エンブロイダリードレスやジャージープルオーバーには七福神が微笑み、レザーライダーズジャケットには歌舞伎役者が顔を覗かせる。
レザー小物も同じく、山本寛斎がデザインしたプリントで登場。ジッピー・ウォレット(長財布)、ジッピー・コインパース(コインケース)、ミュルティクレ4(キーケース)、ポルトフォイユ・ヴィクトワール(コンパクト ウォレット)、iPhone7フォリオ(iPhone7ケース)が揃う。
限定ストアのためだけに用意した限定バッグ2型も店頭に並ぶ。なかでも目を引くのは、ハンドバッグ「アルマ」だ。ルイ・ヴィトンのアイコンともいえる同アイテムを、機能性はそのまま、今回のためだけに遊び心たっぷりにアレンジ。歌舞伎の面を迫力満点にバッグ全体で表現した。
そしてもうひとつが、ルイ・ヴィトンの伝統的なスタイルで製作された「プティット・マル」。モノグラム・キャンバスと伝統的なトランクから着想を得たこのバッグは、昼夜問わず持てるシルエットが魅力。限定アイテムでは、モノグラム・キャンバスのカラートーンを使い分け、さらにベルト部分とバッグ本体中央部分に和の要素を差し込んだ。ゴールドの金具は、通常モデルと同じように、クラシカルかつ上品なアクセントとなっている。