ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)は、2018-19年秋冬メンズコレクションを発表した。
コレクションの1つの鍵となっているのは、イギリスらしい伝統的なワードローブを再解釈したエフォートレスな着こなし。たとえば、伝統的なタッタソールチェックからインスパイアされたニットポロシャツには、素朴な風合いのフランネル素材で仕上げたトラックパンツを合わせて、カントリーとスポーティーがミックスした気取らないスタイルを提案する。
アイテム1つ取ってみても、ミックス アンド マッチの手法が取り入れられている。クラシカルなムードを纏ったニットに切り込みを入れるかのようなV字や、トレンチコートの裾にアクセントを加えるストライプも印象的。鮮やかなチリレッドは、グレーやブラック、ネイビー、カーキといったニュートラルカラーの差し色としても一役買っている。
様々なパターンの中でもひときわ目を惹くのは、大胆にあしらわれた"No Smile No Service"のモチーフ。フットボールマフラーを思わせるスカーフに編み込んだり、タイムレスなツイードのウールコートに施したりと、ストリートな魅力と飾らない少年らしさを演出している。
オーガニックのポプリンシャツにプリントされたイラストは、アーティストのマーティン リドリー(Martin Ridley)によるもの。クラシックな色調で浮かび上がる風景や野生動物は、ディテールまで見て取れるほど繊細に描かれている。