今年で誕生20周年を迎えるISSEY MIYAKE INC.のブランド「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE(プリーツ プリーズ イッセイミヤケ)」。節目となる今年は、アニバーサリービジュアル・シリーズを、佐藤卓デザインで1年を通じて展開していく。
コンセプトは「SIZZLE」。もともと肉が「じゅーじゅー」焼けている状態を表す擬態語のこの言葉だが、今では美味しそうなものに対して使われることも多い。プリーツ プリーズ イッセイミヤケではこの言葉をコンセプトに、「美味しそう」なビジュアルを発表。2012年4月26日(木)から、この第二弾となるイメージビジュアルが青山、六本木にて展開されている。
デザインを手掛けた佐藤卓は「ロッテミントガムシリーズ」や「ISSEY MIYAKE PARFUMS: L‘EAU D’ISSEYパッケージ」等の商品デザインの他、「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」のシーズン・カタログデザイン、「金沢21世紀美術館」「国立科学博物館」等のシンボルマークデザインなど幅広いデザインを手掛けている。また、2007年に東京ミッドタウン内にオープンした21_21 DESIGN SIGHTでは、イッセイミヤケの創立者三宅一生と共にディレクターを務めている。
ビジュアルシリーズ第一弾は「乾杯!」の声が聞こえてきそうな躍動感あるビジュアルだった。プリーツでワインの動きを見事に表現したプリーツプリーズならではのビジュアルに仕上がった。そして第二弾の今回は、第一弾とは打って変わり、「静」を感じさせるデザイン。和菓子に見立てることで、プリーツの柔らかさや大人の表情を引き出している。
プリーツが持つさまざまな面を「美味しそう」に表現していくというユニークなこのビジュアルシリーズ。今後の展開も楽しみだ。