映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』が2018年7月6日(金)より順次全国でロードショー。真に自分らしくあるための勇気、そして希望をくれる感動の実話を映画化する。
バトル・オブ・ザ・セクシーズ”とは日本語で直訳すると”性差を超えた戦い” 。そう、1973年に性差を超えた決戦があった。
それは全世界で9,000万人の目をくぎ付けにしたテニスの決戦。29歳の女子テニスの世界チャンピオンのビリー・ジーン・キングと、55歳の元男子チャンピオンのボビー・リッグスのマッチだ。
当時のテニスでは、女子の優勝賞金が男子の8分の1という金額差があったのだが、そんな折、男女平等を求めたビリー・ジーンは、なんと仲間と共にテニス協会を脱退。そして“女子テニス協会” を立ち上げてしまう。
待ち受ける数々の試練に立ち向かっていたビリー・ジーンに、“男性優位主義の代表”として挑戦状を叩きつけたのが、ボビー・リッグスだ。過去の栄光はあるものの、ギャンブル癖のせいで最愛の妻から別れを宣告されたボビー。彼は、この試合に人生の一発逆転もかけていた。
果たして、一度は挑戦を拒否したビリー・ジーンが、すべてをかけて戦う理由とは? 全世界が見守るなか、戦いは幕を開ける。
主人公ビリー・ジーン役にはエマ・ストーン。世界中から愛されて大ヒットとなった『ラ・ラ・ランド』でアカデミー主演女優賞を受賞し、ファッションでも常に注目を集める女優だ。
ボビー・リッグス役はスティーブ・カレル。元々はコメディアンながら、最近は幅広い演技が好評。『40歳の童貞男』『リトル・ミス・サンシャイン』『フォックスキャッチャー』などの作品で有名。
1970年代の時代性を反映した、完成度の高い衣装にも注目したい。エマ・ストーン演じるビリー・ジーンが着用しているテニスウェアは、映画にも登場するテッド・ティンリングのデザインを踏襲。テッド・ティンリングとは、60年代から70年代にかけて活躍したデザイナーで、テニスウェアにファッションを持ち込んだ人物と言われている。
ポイントとしては旧来のドレスコードを破った斬新な色彩や飾りを施したデザインが特徴。実際の試合でビリー・ジーンが身に着けていた、スパンコールとラインストーンを沢山散りばめたライトグリーンのワンピースを再現した衣装は、ビリー本人も驚くほどの完成度だったそう。