デザイナー勝井北斗と八木奈央によるブランド「ミントデザインズ(mintdesigns)」がデザインの祭典「ミラノサローネ」で発表した作品「Fall in Pop」。誰も見たことのない幻想的な”森”を表現した。
森の中の滝をイメージソースとして、2つの滝から流れ落ちる水の流れやうねりをプリーツ加工したテキスタイルで表現し、優美なドレープを描く立体スクリーンを制作。映像アーティストの志村信裕とのコラボレーションにより生まれた映像を360度背面投写することで、スクリーン自体が発光しているようなファンタジックな作品だ。
スクリーンを投下した映像が水しぶきのように観客に降り注ぎ、会場全体に溢れ出す様子は、まるで光のメリーゴーランドを見ているよう。内容は明らかにされていないものの、ミントデザインズは、今後もプロダクトデザインやコラボレーション活動を予定しているという。ファッションを超えて、新たなデザインの可能性に挑戦していく彼らの動向に目が離せない。
右) ミントデザインズ(mintdesigns) 2012年春夏コレクションより
ミントデザインズは、服を1つのプロダクトデザインとして長期に渡って提案するブランド。洋服というカテゴリーにとらわれず、住居空間や日常生活の時間を豊かにするための制作活動を目指している。優れた色彩感覚がテキスタイルを通して表現され、シンプルでありながら遊び心溢れるデザインが特徴。
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→強く楽しいオールスターの輝きに満ちた - mintdesigns(ミントデザインズ) 2012年春夏コレクション