バリー(Bally)は、イギリス人のストリートアーティストSHOK-1とタッグを組み、バリー銀座店で展覧会「Bally presents SHOK-1 “STREET X-RAYS” EXHIBITION」を開催。また、SHOK-1の代表的アートを落とし込んだ限定コレクションを発売する。
SHOK-1は、世界中の壁にスプレーでX線アートを描くストリートアーティスト。絶妙に重なり合う繊細なディテールを、テープやステンシルを使うことなくフリーハンドで描き、ストリートカルチャーに新たなアートムーブメントの礎を築いた。応用科学の学位をもつ科学者でもある彼が描く作品は、生き物の活動的な状態、またある時は病的な状態を分析するという困難な題材をもリアルに感じさせる。
“Street X-Rays”と題された展覧会では、ロンドンを中心に彼がストリートアートを描いた地の作品が展示される。SHOK-1の作品の中でも特に有名な、人間の骨盤が描かれた「Elvis」、 ハンドジェスチャーを描いた「Shaka」、穴のある胸郭の骨格を描いた「Stolen Heart」などを展示している。
展示作品についてSHOK-1は、「展示される全ての作品は21世紀における健康的な、もしくは病的な状態を表現した。」と述べている。
渋谷ではSHOK-1が東京に敬意を払い、日本にちなんだモチーフを題材とした日本初の大型壁画を手掛けた。
展覧会にあたって、キュレーションを手掛けたのは、スウィズ・ビーツ(SWIZZ BEATZ)。彼は、23歳でクライヴ・デイヴィスとともにレコード会社「Full Surface Records」を立ち上げ、音楽プロデューサーとして33歳でグラミー賞を受賞。マドンナ、ビヨンセ、カニエ・ウェストら幅広いアーティストとタッグを組んできた。また、音楽だけでなくクリスチャン ルブタンやアストンマーティンなどファッションブランドともコラボレーションし、2015年にはバカルディのカルチャー担当グローバルチーフクリエイティブに就任している。
SHOK-1のアートを採用した限定コレクションでは、バッグ、スニーカー、レディ・トゥ・ウェアといったラインナップを揃える。すべてにSHOK-1のシグネチャーであるX線のアートが落とし込まれており、今回は過去の作品から、ハンドサイン「FUNK」、昆虫「FLY」、80年代のビデオゲームからインスパイアされた「CONSUMER」という3つをキーアイコンに選んだ。
シューズでは、1983年の登場以来バリーのアイコニックな存在である「GALAXY」と、ハイカットメンズスニーカー「HERCULES」が登場。「GALAXY」では、アートワーク「CONSUMER」をプリントし、トゥにスエード、ポイントにカーフレザーを配置したアッパーと、軽量ラバーソールで仕上げたレトロなデザイン。
一方、「HERCULES」では、上質なカーフレザーにアートワーク「FUNK」をあしらい、ヒールにBally SHOK-1ロゴ入りストライプを配した。なお、サイズはメンズ・ウィメンズともに展開される。