3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)の2019年秋冬ウィメンズコレクションが発表された。
今シーズン、デザイナーのフィリップ・リムが意識したのは、女性の日常的なワードローブ。「上品な実用性」「エレガントなスポーツウェア」「ユースフルなテーラリング」...といった相反する要素を組み込み、日常的なワードローブに不可欠なアイテムを生み出している。
たとえば、スポーティーなプルオーバーや、アクティブなボアジャケットにはシックなカラーリングを採用。これらのウェアは、エレガントな表情とスポーツウェアとしての実用性を持ち合わせている。
本来ならばフォーマルなテーラードジャケット&パンツのスーツルックも、美しいグリーンに染め上げ、モダンで個性的な表情に。ウエスト部分はあえて露出し、センシュアルかつカジュアルな着こなしを提案した。
シルエットはボリュームを強調したフォルムが主流。ダブルフェイスのコクーンコートや、オーバーサイズのウェストベルト付きケープ、丸みのあるラインが特徴的なワイドパンツなど、ボリューミーなシルエットのアイテムが多数登場している。
カラーはネイビー、ブラウン、ブラック、ホワイトなど、落ち着きのあるベーシックカラーがメイン。そこに大胆なゼブラ柄がアクセントを加えている。
なお3.1 フィリップ リムは今季から、ファー フリーを宣言。レディ・トゥ・ウェアおよび全アクセサリーについて、エキゾチックスキンや毛皮の使用を禁止する。ただし、ミートトレイドによる副産物とみなされたレザー及びシアリングについては、引き続き使用していく。