2019年1月、ナイキから女性に向けた「エア マックス」が誕生。極厚「エア ユニット」を靴底に組み込んだ「エア マックス ディア」だ。
「エア ユニット」を搭載したスニーカーは、クッション性の高い履き心地を実現する反面、どうしてもボリュームのある印象を受ける。そんなイメージを一掃すべく、デザイナー・エンジニア・開発担当者・製品担当者からなる4人の女性チームがデザイン。最大の特徴は、極厚の「エア ユニット」。上記2モデルと異なり「エア ユニット」が靴底に組み込まれているので、ボリュームが抑えられ洗練されたシルエットに仕上がっている。
先に向かって細くなっていく形状、低くアレンジされた履き口、「エア ユニット」と連動した厚底ソールが、女性の足元を美しくエレガントに魅せてくれる。余分な装飾を取り除いたシンプルなデザインは、幅広いコーディネートで活躍してくれそうだ。
モデルを代表するカラーウェイは、モノクロでまとめたアッパーにピンクの「エア ユニット」が際立つカラーリング。真っ白な靴底から覗くキャンディのようなピンクカラーが女性らしさを演出する。
ここからは、各モデルのパーツにクローズアップ。アッパーのデザインにフォーカスして、より細かく比較していく。
「エア マックス 270」のアッパーは、パーツごとに異なる色をあしらうことで、シューズの持つ機能をわかりやすく可視化している。「エア ユニット」には、鮮やかなカラーを配した。
また、ナイキを象徴するスウッシュは、前方に小さく、サイド内側には少し大きめに施すなど、5か所に配置。これは3つのモデルで最多となる。カラーによりけりだが、前足部のスウッシュは目を引くカラーであしらわれているものが多い。
対して「エア マックス 720」は、アッパーを「エア ユニット」のカラーと連動させ、一体感のあるデザインに。アッパーに施された波の様なラインが、近未来的なシューズへと昇華している。
スウッシュは、前方とヒールタブ、サイド外側の3か所に配置している。アッパー全体と馴染むようなカラーで配されているため、特徴的なデザインの方に目がいきやすい。
「エア マックス ディア」は、アッパーに半透明の素材を使用し、軽やかな印象に。ポップなカラーの「エア ユニット」が際立つよう、アッパーはシンプルなカラーにまとめた。
また、つま先のライン上に2か所、サイド外側サイドの計3か所にスウッシュをデザイン。シュータンの真ん中には、“Air”のフォントロゴを施した。かかとには、“NIKE”のフォントロゴと共に、4人の女性がデザインを手掛けたことを示す4つのドットがあしらわれている。
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