リコー(RICOH)から、ワンショットで360°の全天球イメージを撮影できるカメラ「リコー・シータ Z1(RICOH THETA Z1)」が登場。2019年3月下旬に発売される。
「リコー・シータ Z1」は、約2300万画素相当の高品質な360°の静止画を撮影することができる、「リコー・シータ」シリーズの最上位モデル。
動画撮影時には、回転3軸補正による強力な手ぶれ補正機能により4K、30fps(フレーム/秒)相当の、スムーズかつ臨場感あふれる360°の動画を撮ることが可能だ。さらに、絞り優先など、新たに加わった多彩な撮影モードに対応し、屋外や暗所なども含め、場所を選ばずに高品質な映像を得られる。
また、360°の空間音声記録に対応した4chマイクも内蔵されているので、撮影環境のままのリアルな音と映像を記録・再現することができる。撮影した全天球イメージは、Facebook やLINE に直接投稿したり、専用ウェブサイトにアップした後SNSで共有したりすることができる。
本体に0.93型有機EL情報パネルとFn(ファンクション)ボタンを搭載したことで、撮影残り枚数や露出設定などの各種情報が一目で確認できるようになり、カメラ単体での操作がしやすくなっている。さらにJPEGに加えて、新たにRAWでの保存にも対応し、一般的なデジタル一眼レフカメラなどと同様の、本格的な画像編集を楽しめる。
「Android」ベースのシステムを採用し、アップデートによる基本性能の向上だけではなく、プラグインの追加インストールによる機能拡張もできるので、本格的な写真撮影やビジネス利用など、幅広い要求に対応可能な点も魅力だ。
リコー・シータ Z1
発売時期:2019年3月下旬
価格:オープン価格
カラー:ブラック
付属:USB ケーブル、専用ケース
■仕様(一部)
撮影距離:約40cm~∞(レンズ先端より)
撮影モード:静止画・動画:オート、絞り優先、シャッター優先、ISO優先、マニュアル、ライブストリーミング:オート
露出補正:静止画・動画:-2.0~+2.0EV 1/3EVステップ※1
ISO感度(標準出力感度):静止画・動画:オート(ISO80~6400、上限設定可能)、マニュアル(ISO80~6400)、ライブストリーミング:オート(ISO80~6400)
記録媒体:内蔵メモリー:約19GB
記録可能枚数、時間:
・静止画:RAW+ 約350枚、JPEG 約2400枚
・動画(1回の記録時間):最大5分/25分
・動画(合計記録時間):(4K) 約40分、(2K) 約130分
電源:リチウムイオンバッテリー(内蔵)
電池寿命:静止画 約300枚、動画 約60分
外形・寸法:48mm(幅)×132.5mm(高さ)×29.7mm(24mm※7×奥行き)
質量:約182g
有効画素数:約2000万画素(×2)、※出力画素 約2300万画素
静止画解像度:
・RAW:7296×3648ピクセル
・JPEG:6720×3360ピクセル
動画解像度/フレームレート/ ビットレート:
・4K,H.264:3840×1920/29.97fps/56Mbps
・2K,H.264:1920×960/29.97fps/16Mbps
※マニュアル設定にはスマートフォンが必要。
※撮影可能枚数は当社測定方法による目安であり、使用条件により変動。