台湾発の大型複合セレクトショップ「誠品生活(せいひんせいかつ)」が日本初上陸。東京・日本橋の新商業施設「コレド(COREDO)室町テラス」に、2019年9月27日(金)オープンする。
「誠品生活(せいひんせいかつ)」は、台湾発の大型複合セレクトショップ。中心となるのは、日本の代官山 蔦谷書店がモデルにしたとも知られる、書籍を集めた「誠品書店(せいひんしょてん)」で、“オシャレな書店”として台湾の地元民はもちろん、観光客にも愛されている。
特徴的なのは“本屋らしくない本屋”であること。1999年には24時間営業店「誠品敦南店」をスタートし“世界初眠らない書店”として話題に。雑誌『TIME』誌アジア版が、アジアで最も優れた書店として称した。
2006年には、複合セレクトショップとして「誠品生活」をスタート。書籍、雑貨、文房具、フードなどを同じ空間で販売するそのユニークさから、アメリカCNNが“世界で最もクールな百貨店”に選出した。
現在、本国台湾を中心に、香港、蘇州、深圳と店舗を拡大し、全世界で48店舗を展開。コレド室町テラスにオープンする「誠品生活日本橋」は、記念すべき日本1号店となる。
「誠品生活」はセレクト“ショップ”でありながら、アイテムの販売だけでなく、来店者体験型のワークショップも店内で実施。吹きガラスワークショップといった本格的な企画から、音楽イベント、アート展、シェフによる料理実演まで、内容もさまざま。世界48店舗で毎年合計5,000回以上行うほど、「誠品生活」が力を入れているコンテンツである。
また、「誠品生活」の特徴は、一つとして同じ内容・デザイン・構成のショップがないこと。その都市の文化や特色を取り入れた店舗作りを目指し、それぞれ異なるテーマを掲げている。
国内1号店となる「誠品生活日本橋(せいひんせいかつにほんばし)」は、4つのゾーンで構成。コレド室町テラス2階商業ゾーンが「誠品生活日本橋」となり、店舗面積約870坪を誇る。
「誠品生活日本橋」の中心となるのは、書籍ゾーン「誠品書店」だ。本場台湾「誠品書店」の“目利き”スタッフが選書した個性豊かな品揃えが魅力。日本語の書籍を中心に、中国語を含む外国語書籍も取り扱う予定。文学を中心に、人文、アート、デザイン、ビジネス、旅、料理など、豊富なジャンルの書籍を展開する。
「誠品書店」の目玉となるのは、約30メートルもの長さを誇る「文学回廊」コーナー。自然光が差し込む明るい空間には座席も設置。イスは窓際に用意されているので、陽の光を感じながら読書を楽しむことも。このエリアには、世界的名作文学が取り揃えられる。
また、スタッフが選ぶおすすめの書籍が月替わりで登場するのも「誠品書店」の魅力。「誠品選書」として1990年より「誠品書店」の選書専門チームによってスタートした。時代を問わず、古典的な名作から現在の隠れた名作まで、各ジャンルから毎月8~10冊もの推薦図書が提案される。
物販・ワークショップゾーンでは、「誠品生活」が日本・台湾を中心にセレクトしたアイテム、フードを販売する。日本初上陸のスイーツショップや香水ブランドなども出店。台湾でしか買えなかった現地の人気アイテムが日本でゲットできるようになる。