『東京喰種トーキョーグール』シリーズで知られる漫画家・石田スイの大規模展覧会「 石田スイ展[東京喰種 ▶ JACKJEANNE]」が、名古屋栄三越7階催物会場にて2021年7月30日(金)から8月15日(日)まで開催される。
2011年から2018年まで週刊ヤングジャンプで長期連載されたダークファンタジー『東京喰種 トーキョーグール』シリーズで鮮烈なデビューを飾った漫画家・石田スイ。人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる「喰種(グール)」が蔓延する現代の東京を舞台に、互いの種の存続をかけた戦いを通して「生とは何か、正義とは何か」を問うた代表作『東京喰種 トーキョーグール』は、全世界での累計発行部数が4,700万部を超えるなど世界的な人気を獲得している。
そんな石田にとって初の大規模展覧会となる本展のテーマは、“石田スイの世界を追体験、〜ゼロから作品が生まれるまで〜”。
『東京喰種トーキョーグール』シリーズと、石田が原作・キャラクターデザイン・シナリオを務めるNintendo Switch用新作ゲーム「ジャックジャンヌ」の2作品に焦点を当て、2つのエリアで構成される本展は、これまで謎に包まれていた作品の制作過程を、多数のイラストや資料を通して紹介。音楽・展示・造形が融合した空間で、文字通り石田スイの世界を追体験出来るようなファン待望の展覧会となる。名古屋会場に先立って、東京、福岡でも開催された。
展覧会イントロダクションとして、石田スイのイラスト約710点と「unravel(n-buna from ヨルシカ Remix)/TK from凛として時雨」の楽曲を使用し、17台のモニターで構成したダイナミックなビデオコラージュ展示が登場。使用される楽曲は、テレビアニメ『東京喰種トーキョーグール』のオープニングテーマである「unravel」を、ヨルシカのn-buna(ナブナ)が新たにリミックスしたもの。『東京喰種トーキョーグール』の世界観を、視覚と聴覚の両方で体感できる。
最初の部屋を抜けると、「東京喰種東京グールーエリア」が広がる。まず初めに目にするのは、初期の鉄骨シーンを思い出させる空間に展示される、“読者から石田スイへの100の質問”と漫画の原画の数々。
その先には、主人公・金木研にとってかけがえのない場所である「喫茶店あんていく」を再現した展示エリアが登場する。
さらに、セリフと共に作品を展示した金木研の頭の中をイメージした空間も登場。また、初公開となる、石田スイの初期作品であるアナログ原稿なども展示される。
「ジャックジャンヌ」のエリアでは、作品の創作過程を、初期企画書を展示する第1幕から第8幕に分けて紹介。
キャラクターの詳細はもちろん、楽曲製作やコンセプトアート制作、公演制作など、作品の裏側が垣間見える展示内容となっている。また、名古屋会場には、ゲーム発売後だからこそ展示できる新たなイラストや資料も追加で展示される。